目が覚めたら 青空がくっきり澄んでいた。
時々、びゅーんと かわいてひんやりとした 突風が吹いて
そこらの草木を揺らしていく。
草木にあたる 太陽のひかりが ちぱちぱと はじけてる。
秋だ 秋がやってきた。
オトコビトと一緒に 秋がやってきたね 秋の第1日目だね スイッチが入ったね といいあって ぽっかりと 風にあたった。
オトコビトといると こう ぽっかりする時間が やたら 多くなったような気がする。
ぽっかりは とても いいことだ。
夜も外にでたら くっきりと 天の川。
堤防にねてみていたら 自分の身体の表面が 星空模様になりそうだった。
いっそ 星空模様になってもいいと思った。
おへそとか オッパイとかの場所が すこしわかりにくくなるかもしれないけれど
どうせもともと わたしたちは 宇宙の一部なんだし
宇宙の一部っぽくなるのなら いいよね。
お家に帰って 念のため 鏡をみたけど まだ 星空模様にはなっていなかったよ。
|