大きな川の流れ。夕方のグレーとピンク色の空が映る。ぼくは橋の上に立ってなにかを叫ぼうとするでもなにを叫びたいのか言葉がでてこない。叫びたいのに叫べない。ふと右隣に立っているその人の手を握る。ひとりではないと思うのといなくなったらどうしようと思うのと2つの気持ちでまた空を見る。大きく息を吸ってわたしは叫ぶ。