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■ 青の聖騎士伝説〈2〉LAMENTATION OF THE EVIL SORCERER/深沢 美潮
『青の聖騎士伝説〈2〉LAMENTATION OF THE EVIL SORCERER』/深沢 美潮 (著) 単行本: 252 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: メディアワークス ; ISBN: 4840231982 ; 2 巻 (2005/09) 出版社より 深沢美潮が描く、伝説の「青の聖騎士」クレイ・ジュダ・アンダーソンの冒険譚、第二弾。伝説の名剣シド──そのシドの剣が鍛えられた背景には、魔法戦士シド・ダージェンと魔道士グラシェラの物語があった。すべての歯車が今、シドの剣とグラシェラ、そしてクレイ・ジュダを結びつけようと動き出す──。魔法使いサヴァランの若き日を描く、書きおろし作品<サヴァランの章>も収録。『新フォーチュン・クエスト』『デュアン・サーク』シリーズともリンクする、深沢美潮のハイファンタジー・ワールド!
特に子供向けではないはずだが、読んでみると内容はエミリー・ロッダの<ローワン>シリーズ程度のもの。幼い。挿絵もマンガだし、重みがない。作者が日本人だからというより、「これはゲームか!」という感じで、本という感じがしなかった。
クレイ・ジュダというヒーローが、シドという伝説の剣を探しに行くのだが、それがあまりにもあっけなく手に入ってしまうのにがっかり。結局それを持って、モンスターを倒していくという話で、それがゲームのステージ1、ステージ2みたいな感じ。「ファイターレベル16」なんていう記述も、ゲームならではの感じがして、どうもね。あんまり中身がない話だった。
それと、問題なのがやはり日本語。「っ!」「ったく!ぁにやってんだよ!」なんてのは、話し言葉として「あり」なんだろうが、文字として読むのは辛いし、そこですっかり嫌になってしまう。それにしても、2冊もよく読んだものだと我ながら感心してしまう。
2006年01月09日(月)
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