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 満月と血とキスと/シャーレイン・ハリス

『満月と血とキスと』/シャーレイン・ハリス (著), Charlaine Harris (原著), 林 啓恵 (翻訳)
文庫: 415 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 集英社 ; ISBN: 4087604462 ; (2003/10)

内容(「BOOK」データベースより)
なかなかの美人なのに、人の心が読めてしまうという“障害”のせいで、これまで恋人ができなかったウエイトレスのスーキー。でも、ビルとならうまくいくかもしれない。青白く輝く肌、吸い込まれるような瞳、美しい鼻筋、すべてが魅力的。ただ、彼がヴァンパイアでさえなければ、完璧だった。そう、夜しか“命”を得られず、血に飢えるあまり、殺人さえ犯していなければ…。ヴァンパイアとの恋につきまとう連続殺人事件の驚くべき真相とは。アンソニー賞(世界最大のミステリー大会、バウチャーコン(Bouchercon)主催。アントニー・バウチャー(Anthony Boucher)の業績を称えての称号。ファンが投票で決めるというところが重要な賞のひとつ)受賞。

●【Anthony Award 2002 Best Paperback Original】
Winner : Dead Until Dark (Charlaine Harris)



シャーレイン・ハリスの<サザン・ヴァンパイア・ミステリーズ>シリーズの1作目を読み終えたが、ルイジアナ北部のボンタンという町が舞台というだけで、特に南部っぽいところもない。

「ニューオーリンズがヴァンパイアのメッカになっているのは、アン・ライス効果ってところだろう」

という文章が冒頭にあって、ニューオーリンズにはヴァンパイア専門のホテルがあったりという設定になっているが、南部らしい描写とかは、ほとんど皆無といってもいいくらい。がっかり。

内容はどうかというと、南部ということで期待しすぎていたため、これもちょっとがっかりなのだが、SFのようなミステリのような、それでいてロマンスっぽい小説だった。主人公がヴァンパイアと付き合ってるんだから、荒唐無稽と言えば荒唐無稽だが、全然ホラーではない。

でも、このあと2〜4作目までの原書を買ってあるから、登場人物とかをしっかり覚えているうちに読んだほうがいいかも・・・と思ったりして。でもイシグロも読みたいしなあ。

ところで、この翻訳がちょっと気にいらない。普通の文章はともかく、会話部分がどうもしっくりこないので、何度も引っかかってしまった。

2006年05月30日(火)
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