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 New Orleans Nights: Pure Chance / Insatiable/Julie Elizabeth Leto

『New Orleans Nights: Pure Chance / Insatiable』/Julie Elizabeth Leto (著)
マスマーケット: 454 p ; 出版社: Harlequin Books (Mm) ; ISBN: 0373837062 ; 2 Bks in 1 版 (2006/05)


2作合本。1冊で2冊分楽しめる!・・・っていいような、悪いような。1作目が面白くなかったら、2作目も期待はできないってことだし。(^^;

で案の定、あんまり面白くない。確かに知ってる場所や店などが出てきて、なるほどとは思うものの、だから何?という感じでしかない。というか、この程度なら、一度ニューオーリンズに観光に行けば、誰にでも書けるくらいの知識でしかない。新たな発見も何もないって感じ。そうだったのか!と驚くこともなさそう。

この前の本もそうだったが、ニューオーリンズの「街角からジャズが流れてくる」といったイメージは大嘘だ。はっきり言って、もっとも観光客の多いバーボン・ストリートでは、ロックががんがん。朝はザイデコがんがんだ。ジャズはそういう店の前までわざわざ行かなければ聞こえない。

ましてや、静かなジャズなどは、店を閉め切ってやっているから全く聞こえない。観光客のいないところでは、儲からないから音楽などやっていないし。人が集まる広場とかでは、ストリート・ミュージシャンがサックスなど吹いているけれど、そういうのがとりあえず「街角からジャズが流れてくる」といったイメージになるんだろうか。

でも、ニューオーリンズはジャズもロックもほとんどの音楽の発祥地だから、べつにロックががんがん鳴っていても、おかしくはないのだ。しかし小説的には、ジャズの調べが流れているほうがイメージ的にはいいんだろう。でも、それこそフィクション。大嘘なのだ。

2006年07月11日(火)
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