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 エンデュミオン・スプリング/マシュー・スケルトン

『エンデュミオン・スプリング』/マシュー・スケルトン
単行本: 416ページ
出版社: 新潮社 (2006/6/29) ASIN: 4105052519
内容(「BOOK」データベースより)
『最後の書』を手にした者は全世界を支配できる。もし悪人の手に渡ったら、世界は破滅への道をたどるのだ。ただし、その本のページは空白で、選ばれし者しか読むことができない。―1450年代ドイツの章は、グーテンベルクなど歴史上の人物が登場、印刷術秘話も織り込まれる。現代のオックスフォードが舞台の章は、主人公ブレークが追跡者の影に怯えながらも、本の謎を解明していく。果たしてその謎とは―。


作者がフィリップ・プルマンの 『神秘の短剣』 に影響を受けたということだから、舞台がオックスフォードであることも含め、どこかプルマンぽくて真新しさとかオリジナリティが感じられなかった。

図書館の本から冒険が始まるというと、ミヒャエル・エンデの 『果てしない物語』 も思い出してしまうが、エンデにも及ばず、プルマンにも及ばずといったところ。いわゆる全くの別世界ファンタジーではないのも、個人的には好みではなかったのかも。ファンタジーというよりも、むしろミステリとして書いたほうが良かったのでは?と思った。

2006年08月01日(火)
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