業務日誌
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2005年05月25日(水) |
3年目にして最悪の事態 |
普段通り通対に向かう。テンポラリーO野君からメールが入る。「今日は大変そうですね。」あ〜、また東海道でも止まったのかと安易に考えていた。新橋に着くと(6:33)東海道と横須賀が両方だめ。しかし、6:21の下り東海道(185)がまもなく来るようで、一回京浜東北に乗りかけたものの、引き返す。ただ、これも品川でしばらく抑止ということで、先ほど乗ろうとした京浜東北で南下。結局横浜へ。ちょうど京急ホームに特急が見えたが、間に合わないのでしばらく悩んだ挙げ句、やはり振替券で次の京急普通車に乗車、地下鉄に乗り換える上大岡はごった返していた。 戸塚到着7:44。35分余計に掛かった。地下鉄は女性専用車解除していた。遅刻だがそれどころではない。地下鉄券売機は長蛇の列。JR改札口は上大岡以上にごった返している。人をかき分け、内勤に入り着替えすぐ仕事。電車は上下全く来ないので、ひたすら振替券と遅延証明書を配る。当初は改札口でしか配ってなかったが、押し寄せる人の量に勝てるわけが無く、文句も出て、押し合いになり危険なので、遠くの方に行って配る。配り始めたとたん、客は奪い合うようにして、振替券を取っていく。何かに飢えた動物のよう。一枚一枚配っては埒があかないので、やむを得ず、何枚かずつ配り「複数枚お持ちの方は、周りの人にお配り下さい」と何度も叫んだ。声が裏返った。券が足りないので何度も取りに行く。そのうちコピーの券も出てきた。遅延証明も「日付押したのをコピーしてください!」と中の人に言う。ハンコで一枚一枚押していたらとても間に合わない。 普段1時間に15両×32本に収容する客を人手で裁くのは容易ではない。警察も十数人来て整理にあたっていた。警察と情報を共有するのも大変である。配りながらも、○○へはどう行くのですか?という質問責めである。振り替え機関の迂回ルートを頭をフル回転させて考える。運転再開の見込みはなかなか立たない。特にバスは湘南台からの偏った知識しかない。私に聞けば、茅ヶ崎へ行くのも湘南台からバスだ(笑 9時半ころようやく当駅2番線に止まっていた102列車「銀河」が動き出した。しばらくした後、東海道・須賀ともに1番列車が発車したが、情報の伝達がうまく行かず、余り客を乗せないまま発車したという。そのあと須賀は東京〜大船在線なしという悲惨な状況で、湘南新宿快速を急遽各停にして、超満員で発車させた。どの列車も大体3時間遅れだ。どうやらATOSも遅れが99分を超えると「大幅に遅れています」としか言わないようだ。 再開後は、改札付近はようやく落ち着いてきた。いつの間にか10時を過ぎており、2限には間に合いたいので、さっさと着替えて、駅を出た。付近の高校などは休講が多かったのに、SFCは全然休講になっていなかった。
こんなのは、通対3年目にして初めて。修羅場であった。改札にいると、ホームの状況が全く分からない。また、振り替えルートを予め有る程度マニュアルなどで作っておかないと、特に他に鉄道路線がない駅へのルートは大変である。また、振替券はどうすれば使えるのか、どこまで有効なのか、どこで配っているのかなど、客への的確な情報伝達も大変重要だと思った。
神奈川新聞・産経新聞のWeb記事に以下のような文があった。 >JRから市営地下鉄に乗り換えられる戸塚駅(横浜市戸塚区)の地下通路には数百人の乗客があふれ、駅員が「振り替え乗車票がなくなりました。複数持っているお客さまは近くの人に配ってください」と声をからして叫んだ。 ・・・それはまぎれもなく自分である。
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