2003年12月20日(土) |
柏レイソル×鹿島アントラーズ |
タチの悪い女みたいだ。。。
天皇杯4回戦。わざわざカシマスタジアムまで遠征したのは、 秋田と相馬のホームラストゲームってこともあったけど、 アントラーズに対する想いを断ち切るためでもあった。
振り返れば、香港から帰ってきてJリーグを見始め、 最初に感動した試合が2001年5月19日の柏戦。 劣勢の試合を怒涛の4トップで攻めに転じ、長谷川のVゴール で勝利を決めたあの一戦。シーズン開幕後不調だった鹿島は この試合で復調の気配を見せ、セカンドステージはアウグスト の加入もあり優勝をもぎ取り、チャンピオンシップで磐田を 叩きチャンピオンとなった。
それ以来、僕は鹿島アントラーズが好きになり、Jリーグで 一番魅力を感じるチームだった。それが変化し始めたのが今年。 監督の采配のせいで鹿島のサッカーはつまらなく思えてきて、 地元の川崎をサポートし始めたもんだから、レベルは低くても 懸命に走るサッカーの方に気持ちは傾いていった。
だって長谷川の引退試合に長谷川を使わない(そりゃまあ事情 はあっただろうけど)、アウグストを放出し(川崎に来てくれ て有難かったけど)、柳沢と鈴木の後釜探しを一向にしない クラブにも嫌気がさしてきていた。戦術・選手起用は守備的 だしおまけに秋田と相馬も放り出すし。。。
そんな訳で個人的に別れを告げようと訪れたカシマスタジアム。 空は真っ青に晴れ渡っているものの風が強くかなり寒く感じる。 いや実際に気温は低かったんだろうけど、太陽の温もりを感じ ないくらいに風が冷たく強かった。
相変わらずドタバタサッカーを続ける鹿島。そんなに崩されて いるわけでもないのにミスで先制点を献上し、オフサイドと セルフジャッジしてプレーを止めた(実際目の前でもオフ サイドに見えたけど)ところで追加点を与えてしまった。
でも試合は意外にも面白かった。ドタバタさかげんと柏が2点 取って守備的になってしまったことで鹿島の猛攻が見られ、 観ている分にはかなり楽しめた。そして後半に入り深井の 2ゴールと中島の(多分初?)ゴールで逆転。いずれも2人の 可能性を感じさせるゴールだった。攻めて攻める面白い鹿島 のサッカーを久しぶりに観た。小笠原と本山の動きも良く、 途中出場の野沢も、普段からあれだけ出来ればいいのに〜、 と感心するような動きを見せてくれた。 攻めに関して今日の後半のような試合を見せてくれれば、 僕がアントラーズを見限ろうとすることもなかったろうに。。。
奇しくもスコアは2年前の柏戦と同じ3ー2。 秋田と相馬はアントラーズを去るけれど、その遺伝子は若い 選手達に受け継がれていたように思える。 別れを告げようと思っていたところにこんな試合を見せられ、 ああ複雑な心境。。。
来年も機会があればカシマ行きます(笑)

第83回天皇杯4回戦 @カシマスタジアム
柏レイソル 2 3 鹿島アントラーズ 渡辺 光輝 前半10分 得点 後半12分 深井 正樹 玉田 圭司 前半40分 後半43分 深井 正樹 後半44分 中島 裕希
5 シュート 12 0 PK 0 21 FK 22 2 CK 9 清水 健太 前半32分 黄紙 前半44分 本山 雅志 根引 謙介 後半15分
先発メンバー 柏レイソル 鹿島アントラーズ 21 清水 健太 GK GK 曽ヶ端 準 21 4 渡辺 毅 DF DF 内田 潤 17 20 永田 充 DF DF 秋田 豊 3 2 根引 謙介 DF DF 大岩 剛 4 13 渡辺 光輝 MF DF 石川 竜也 22 7 明神 智和 MF 後半38分 本田 泰人 <<< 22 萩村 滋則 MF MF 青木 剛 24 27 田ノ上 信也 MF 後半33分 野沢 拓也 <<< 12 増田 忠俊 MF MF フェルナンド 16 >>> 宇野沢 祐次 後半19分 MF 小笠原 満男 8 15 谷澤 達也 MF MF 本山 雅志 10 >>> 下平 隆宏 後半40分 FW 平瀬 智行 19 28 玉田 圭司 FW 後半33分 中島 裕希 <<< FW 深井 正樹 26 リザーブ 1 南 雄太 GK GK 西部 洋平 32 25 下平 隆宏 MF DF 池内 友彦 20 17 永井 俊太 MF MF 本田 泰人 6 11 加藤 望 MF MF 野沢 拓也 25 19 宇野沢 祐次 FW FW 中島 裕希 27
|