うさぎ日記
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日差しはすっかり春めいて明るいのだけれど、風は刺すように冷たい。 小雨の中を夜の部の追善法要に母と出かける。
門の両脇に掲げられた提灯に、ロウソクの火がチラチラと瞬いて 揺れているのも寒そうに見える。 さすがに大法要なので、中は賑やかで久しぶりに会う方々と話がはずむ。
おすし 鯛ご飯 茶碗蒸し 煮物 お刺身 蕗の炊いたの 香の物
身延のお山での講座説法という形式で特別法話を聞く。
金沢から来られた講師のかたは、まるで講談のような節の読経を交えながら、よどみなく笑わせ、しんみりさせ、なーるほどという薀蓄ありで、一時間があっと言う間にすぎてしまった。 ここぞと言うところでは、キーワードを書いた紙を座の前に次々とたらして行く。 「健康」という言葉は本来は「健体康心」(健やかな身体、やすらかな心)だということ、頷くばかりでした。 日蓮聖人の思親閣と孝養のお話。最後の旅のお話。ご臨終のありさま。 そして私の大好きな池上の御聖人の御像の話。 も台詞入りでたっぷりと・・今日は聞いたなーという満足感のようなものを感じる。 昔はこういう説法をたぶんあちこちでしていて、庶民の楽しみでもあったのかもしれない。
沢山のお土産をいただいて、母の友人とその友人と4人でタクシーで帰る。 10時帰宅。
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