うさぎ日記
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2006年05月19日(金) 中国天台山へ

御住職と共に、中国天台山巡拝へ。

車を運転しない私をMさんが迎えに来てくださった。
新しくできた空港まで、新しく出来た高速で向かう。この日のために、ご夫婦で空港見物を兼ねて下見をされたとか、複雑な高速の出口も迷いなくスイスイ。車中早くも道元禅師について話がはずみ、旅行への期待が高まる。

一行は、
御住職、お嬢さん、(男性)Aさん、Yさん、Sさん、Mさん、(女性)Uさん、私。の8名。

上海まで2時間半の空路。

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上海到着後レストランで海鮮料理の昼食。
機内食でお腹がいっぱいと言いながら、あっさりとした味付けの美味しさに全員盛んに食べる。



あまり人気が無かったため原型を保っている魚料理。



昼食後バンドへ。
バンドから上海の象徴東方明珠タワー(テレビ塔)とビル群を見る。
独特のデザインに西洋でもない、日本でもない。どこでもない中国を感じる。



バンドの土産物屋さん。ガラスでできたタワーの模型など並んでいる。


バンドの下は店舗となっている。この御茶屋さんで休息。



上海駅へ移動中、中国以外では見ることのない楽しいデザインのビル。ビル。ビル。
一つしてありふれた四角形がないというユニークさに、見飽きることがない。

上海駅到着。
雑踏の中を「公安」と書かれた白い車がゆっくりと巡回している。
こちらでいうところのパトカーなのだが、後部が鉄格子のはまった護送車仕様なのが日本のパトカーと違っている。
よからぬ行為をするものを見つけたら直ちに逮捕して収容するぞ。というデモンストレーションでもあると説明される。

寧波まで4時間。軟車の旅。
杭州、紹興…有名な町、知らない町。田園風景が通り過ぎて行く。
車窓から農村の経済発展を示すように、新しい建物が林立しているのが見える。
こちらも、世界中どこにもない中国独特の感性を見ることができる。
村ごとにデザインが違うのも面白い。


寧波着。鑑真和上の事跡から鄙びた港町を想像していたので、駅の雑踏、町の雑踏に圧倒される。高層ビルの立ち並ぶ近代的な商業都市である。


夕食。

マイクロバスで2時間。
夜9時30分天台賓館着。
こじんまりとした良い雰囲気のホテルである。
室内のキャビネットを開けてみたら、赤い表紙の国清寺発行の「妙法蓮華経」が現れた。

中を見ると、クマラジュウの法華経なのに、「天台山に来たのだなあ。」としみじみとした思いが湧き起こる。
自我偈のところにシオリがしてあるのも嬉しい。


疲れたので、早々にベッドへ。
カエルの鳴き声が盛んに窓の外でしている。
暗い中で、Uさんの体験談を聞かせていただく。
生まれ育ちのご苦労が胸を打つ。此処にも身で法華経を読まれて、今世の修行をされるかたが居られる。


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