うさぎ日記
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2012年05月12日(土) 魯迅寓居

上海の魯迅公園で、魯迅先生が最後の日々を送った部屋を再現してあるのを見たことがある。
ベッドと衣類を入れた二つの籠があるだけの簡素の極みのような、小さな部屋だった。
それは、魯迅先生という当時の中国で最高の部類であったろうインテリジェンス以外には何も無い部屋だった。
私は、その部屋の有様に深く感動した。

母の部屋の一隅。



私は、無意識のうちに母の部屋のしつらいに、
魯迅先生寓居を模倣していたようだ。



右へ曲がると母の部屋。

午後4時、ショートステイより母帰宅。
「お元気でしたよ。表情がいいですね。」と、報告を受ける。
スタッフさんがいる間は、満面の笑み。
スタッフさんが帰られた途端、仏頂面で自分の世界へ沈殿。
私に「面白くない!」と、訴えているのだろう。
外づらと内づらの違いを安心して吐き出せるのも家族だからこそなのであろう。


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