ビー玉日記
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2006年01月23日(月)  最近の話題についてひとりごと

以前からライブドアや堀江社長の話題をTVで見ていて、この雰囲気は何かに似てるなと考えていた。
警察による事情聴取や関係者の逮捕がはじまってからようやく行き当たった。
まさに10年前、オウム真理教の報道がすごくこれに近いのだと思う。

あの時は世紀末で、バブルの後の不況がはじまり、神戸で大きな地震が起こって、なんとなく世の中が暗くて、新興宗教がいろいろ流行っていた。
オウム真理教も最初はなんとなくおもしろい団体という感じでニュースに取り上げられて、広報担当者のような若い男性の一挙手一投足が話題になった。
地下鉄サリン事件の後、警察の強制捜査が入った時から、変わった歌やダンスをするおかしな宗教団体、というイメージが一転し、関係者の生活や言葉や細かいことがいちいち取り上げられて、TVの中では「この人たちはこんなにおかしい、間違っている」という感じで、直接関係のない人たちが怒ったり文句を言ったりしていた。

今回もまったく同じ。
別にマスコミの批判をするわけではないけど、私の中ではマスコミ、特にTVや新聞に対して違和感のようなものを感じる。
さんざんちやほや持ち上げておいて、何か問題が発覚すると一転してバッシングに変わる。
マスコミもある意味こういう犯罪の片棒をかついでいると言っていいのではないかと思う。
マスコミに騒がれて有名にならなければ起こらなかったこともあったんじゃないのかなあ。

オウム真理教の事件があった頃はちょうど就職活動の時期だった。
面接の練習で、信仰についてどう思うか、という質問に対する答えも練習したことを覚えている。
私は出版社とラジオ局と印刷会社のいずれかが希望だった。
そのため大学のマスコミ志望者向けの就職セミナーを受けていた。
もちろんセミナー受講者の中にはTV局や新聞社を目指す人たちもいたし、その就職試験対策についてもいろいろ話を聞いた。
私はTV局と新聞社を受けようという気がなかった。
もちろん一番競争率が高くて難しいことを知っていたということもあるけれど、どうしても興味がもてなかった。
なぜかはその時あまり考えてなかったけど、今はわかる。
TVや新聞の身勝手さが嫌だったんだと思う。

なんてことを考えてみた。


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