小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2002年02月01日(金)
ぱくぱくぱんだ真相編
そのとき。
美しい楕円形のハンバーグが湯気と香りをたてていた。
それを真ん中で二等分に割る。
湯気と共に、見事な切り口から肉汁があふれた。
それをさらに、三つに切る……。
細かい姿となってもなお、熱く風味豊かなその存在は、
ゆったりと口元に運ばれ……。
はむ………。
口を動かしたとき、
私は我が家へ向かう電車の中で揺られている自分に驚愕した。
ああ、あの栄光の味わいはどこへ……。
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さっか