正午頃、メールが来て起きた。
テレビが「台風でいろんなところが大変です」とか言っていた。
でも取り沙汰されてたの西日本ばっかだったし、
各地の映像もわりに大したこと無さそうだったので、
安心して寝ぼけて身支度。
ぼーっと今日の予定を考える。
川崎に行って、日用化粧品を買う。
蒲田に行って、ノンブル(ページ数)用シールを買う。
学校に行って、成績証明書と健康診断書を受け取る。
部室に行って、ノンブル用シールを活躍させる。
加えて同輩たすく先生に会い、先日「月曜でいいよ」と言われた書類への捺印とかをする。
ここまでパーフェクト。
ここから暴風雨。
雨に濡れても困らないように、スカート+草履でお出かけ。
が、家を出て、公園を少し歩いて、即、退却。
なめてました。案外しっかり降ってました。ごめんなさい。
中学時代以来の「スカートウエスト巻き上げ」を実施してスカートの裾を上げ、
草履をビニール製の靴に変えて、傘も大きいやつに持ちかえた。
そこにサークルの後輩・竹長さんから電話。
「台風が凄くなってきたので、今日はもうノンブルはいいです。
家出ないほうがいいです、出ないで下さい、やばいです」
うーん。
じゃあ、まあ、学校まで行くのは大変にしても、
ノンブルを買っとくくらいは出来るかな、とか思いつつ、
また家を出て、公園を少し歩いて、即、退却。
なめてました。竹長さんの忠告マジでした。確かに台風凄くなってました。ごめんなさい。
それはそれは大量の雨粒が、空気中を横から下から縦横無尽に踊り狂って景色が真っ白。
たすく先生に電話。
「もしもし!? これはやばいよ!? 帰ったほうがいいいよ!?
空気中に、横向きに、波が見えるんだよ!?」
訴えた。
たすく先生には、安い判子買って押しといてくれ、そして早く帰ってくれ、と頼んだ。
そのほうがよっぽど迷惑でないほどの、台風でしたのよ。
そして用事がなくなった。
でも再発見。
コンビニにバイト応募用の履歴書を買いに行きたかったのと、
夕飯のためにスーパーに行きたかったのと、
せっかくだから少しだけなら外に出たかったのもあって、
家を出て、バカが行くバカの道を、心迷わずまっすぐに、力をこめて黙々と、
そして、やっぱり、当然ながら、言わんこっちゃない、しっかりずぶぬれ。
ドブネズミみたいにずぶぬれ。美しくなりたい写真には写らないずぶぬれ。
傘にしがみついて一歩一歩にじり歩きつつメール打ったりしてずぶぬれ。
「凄く凄い」とかわけわかんない日本語しか操作不能になってたくらいずぶぬれ。
なんとか買い物して帰宅。
でもいいんだ、シュガーラスク買えたから。さくさく。おいしい。しあわせ。
加えて今、先輩からメールがあって、
「二階の喫茶店から通行人を見ていたら、
傘をささないで歩いてるサラリーマンのカツラが取れた」
と御報告いただいちゃいました。