小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2006年04月01日(土)
おかんが part2

エイプリルフールに風邪をひいていたおかん。
昼までどっぷり眠っていた私が、会社に行こうと用意していると、
「休みやのに会社行くん〜 やめとき〜」と、おかんが。

そんなおかんは今日、風邪をひいて私と一緒で昼過ぎまで眠り続け、
「ブタを飼う夢」を見たんだとか。
時々、夢で何かを飼ってお手軽体験する、うちのおかん。

「ブタ、ものすっごい可愛いんよ。
 こうやって抱っこしたら、おとなしーくしてて、
 お母さんに慣れてんねん」
……夢なのに得意気。

「で、ブタを抱っこしたまま友達と歩いてたら、
 牛乳の自販機があったから、
 友達にブタを抱いてもらって、牛乳を買うねんけど」
友達にブタを抱っこしてもらう演技付き解説。
「ブブブブウッ!て暴れてな、友達の手からブウブウッ!て、
 逃げて、降りてしまいよんねん!
 そんでな、買うた牛乳を取ろうとしてるお母さんの後ろに、
 チョチョチョチョッと寄ってきて、甘えるんよ」
擬音語と擬態語だらけの関西人解説。
「そんで牛乳をやるんやけど、あ、おからも混ぜてやろうと思って、
 おから入り牛乳を作って、食べさしたらな、
 がふがふっと、食べてな、ものすごいかわいらしいねん、ブタ。
 起きたらふっと、『ブタがいてないな、飼おうかな』と思った。
 犬よりブタかもな」

私は取りあえず、黒字部分にウケて、
適当にツッコんだりした後、会社に行きました。
帰宅後、味噌汁に豚肉が入っていてとてもおいしかったので、
「お母さん、豚肉好きだからさあ、ブタ飼わないほうがいいよ。
 なんていうか……話がややこしくなるから」
と言っておきました。

おかんは、「そうやな〜。可哀想で食べられへんようなるかもしれんな」と、
まるで違う良い方向に返事を返してきました。

私は、おかんは、普通にブタを可愛がりつつ、
普通に豚肉を買ってくると思うのです。
だから、正確には、おかんのことは心配じゃないけど、
まわりが困りそうだからやめて欲しいのです。

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 noted by さっか