ニッキ ゆり 【HOME

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2000年12月11日(月) 無題

私、今日すごくひどい事した。
一番嫌がること・・・・した。
私、何にもわかってないじゃんか・・・。

なんか、悔しかったんだ。
悔しかった。
今私といるのに、あと少ししたら
あの女の人と一緒にいることになる。
なんでもない関係な事は百も承知です。
だけど、なんでか、寂しかった悔しかった。
だから、あんな事を口にしてしまった。
言い訳なんだ・・・これも。
私、もう恋人に会えない気がする。
こんな私、もう、もう、消えたほうがいいのかもしれないよ。
恋人を困らせて、傷つけて、
もう気をつけようって思ってたことも平気で口にして
私なんて最低なんだよ。最悪なんだよ。
こんな意地悪な子、いらないよ。

見たくなかった。でも、見たかったのかもしれない。
恐いものみたさ・・というのか、見たかったのかもしれない。
でも、あの衝撃は一体なんだろう?
胸を刺されるようなあの痛さは?
昔、父親が母の上に重なる姿を目撃した時のような
見ちゃいけない、でも、見てしまったのは事実。
あの矛盾と戦う苦しい気持ちが私の中によみがえって来た。

恋人と歩いていた私。
恋人に走って抱きついてきたあの女の人。
抱きついたわけではないのかもしれない。
けれど、私にはそう見えた。
恋人のコートの右ポケットに手を入れて
勢い良くっついてきた。
その瞬間、『見ちゃった・・・』
今まで見たくても見れなかったものを見てしまったのだ。
嬉しそうな顔してた?あの人。
何かを渡す瞬間、恋人は私から離れた。
次の瞬間、哀しそうな顔をした恋人が私の前にいた。
私なんかに見られたくなかったよね・・。
悔しかった。今恋人は私といるのに遠く離れた場所にいるような
そんな錯覚に陥った。
このままあの人と2人になるんだね・・・
そんな意地悪な事しか思い浮かばない自分が馬鹿みたいで情けなかった。
こんな事思いたくないのに、意地悪な私にはそれしか思い浮かばなかった。

恋人にひどい事を言っておきながら
「あの上着、やっぱりあなたのじゃなかったじゃない。」
恋人に駆け寄ってきたあの人を見て、そんな事を思う私は最悪だ。
恋人を責めるなんて、そんな立場じゃないのに
そんな事を思ってしまった自分が消えてしまいそうなくらい
情けなくて、恥ずかしかった。

あの人は私の存在に気がついたのだろうか?
私という存在。あの時は無かったと思う。
あの瞬間、私は絶壁から突き放されたような
この世の中で一人ぽっちになってしまったような
むなしさと、哀しさと、寂しさと、辛さがぐちゃぐちゃになってた。

帰り道、何度も泣きそうになった。
恋人に謝りたくて電話をした。メールをした。
でも、返事がなくて、怒っているんだろうな・・・
でもかけずにはいられなかった。
もうそういうの辞めようって決めてたはずなのに
かけちゃった私は何にも変わって無いじゃんか。
返事がないとき、しきりに考えないようにしようとしたことが1つあった。
『今あの人と2人なんだよね・・』
私、馬鹿じゃん。
なんでそんな事思うの?
自問自答。このままじゃ恋人にあきれられてしまうだろう。
このままじゃ恋人にさよならを言われてしまうだろう。
思いたくて思ったわけじゃない。
でも、思ってしまった私がここにいる。
それは、もうどうにもできない事実だ。

胸が苦しくて、息が出来なかった。
息を吸うと涙が出そうになった。
でも、今ここで泣いたらいけない。
泣いたら負けだ。何が負けなのかわからなかったけれど
泣いたら負けだ・・・それしか思えなかった。
私はやっぱり自分が一番幸せになりたいのだろう。
恋人の優しさを独り占めしたいのだろう。
だから、あの人が恋人にくっついてきた時の顔を見た瞬間
悔しかった。悔しかった。悔しかった。
あなたのものじゃない。あなたの家に帰るのかもしれなけど
恋人はあなたのものじゃない・・・
そんな事あの人も思っているのかいないのか、わからないけど
そんな事を思わずにはいられなかった。

こんな事を私が思っていると、恋人が知ったら
きっと恋人は「辛いなら一緒にいないほうがいいよ」
「なんで辛いのに一緒にいるんだ?」
「ゆりが辛いのは俺だって嫌だよ」
きっと、そう言うだろう。
でも、でもね、辛くてもね、嫌いになれないんだよ。
ものすごく、消えちゃいたいくらい辛いけど
この世からいなくなりたいくらい辛いけど
一緒にいたいって思ってしまうんだよ。
それは事実なんだよ。
嘘はつけないよ。
好きな気持ちはなくならないんだよ。
好きな気持ちは増す一方なんだよ。

こんな意地悪で情けなくて、馬鹿らしくて
何にも変わっていない私なんて
もう消えてしまえばいいんだ。

思いっきり泣きたい。
瞬きをすれば涙がこぼれそうになる。
でも、泣かない。
絶対に泣かない。
泣くもんか。

私、どうしてここに存在しているの?
恋人と離れたくない。
ずっと一緒にいたい。
でも・・・ひどい事をしておきながら
恋人を責めた私がいる事が、許せない。
私がむかつく。
私が馬鹿らしい。
私が私で私を辛くさせているだけなんだ。
恋人は何にも悪くない。
私が悪いの。
それは事実。
意地悪な事を言ったのも私。
それでも恋人を責めてしまった心を持ったのも私。
思ってもいないようなこと、勝手に思い込んでいるのも私。
思わないようにしよう・・何度も考えたけど
今の私には考えずに入られなかった。
こんな私がいること、恋人が知ったらきっと
もう、いい加減うんざりされる。
いくら私がどんなに好きでも必要としていても
きっと・・きっと離れてしまうのかもしれない・・
でも、それは自分がした事。
自分で蒔いた種に、自分で困る。
自業自得だよ。私。

それでも、メールで
「怒ってないから安心してね。」
と言ってくれた恋人が・・・・いた。
だけど私がこんな事を思っていたなんて知ったら
きっと怒って離れていってしまうんだろう・・。
私はそれだけの事をした女だから
何も言えない。

私、何にも変わって無いじゃんか。
私どうして今ここに生きてんの?
私、消えてしまいたいくらい
恋人にひどい事したし、ひどい事思ってしまった。

思ってしまったことは事実。
隠したくはない。嘘は嫌だから。

2個目のピアスをあけた。
恋人があけるとき、「むしゃくしゃして自分傷つけるの良くないよ」
と言っておきながら
自分でやってる私がいる。
結局、私は奇麗事しか言ってない人間なんだ。

もう、恋人には会えないかも知れない。
恋人がこの日記を読んだら
きっと何もかもが終わってしまうのかもしれない。
そうなっても私には言い訳は出来ない。
それだけの事を私は思ってしまったのだから。
その事実は決して消えはしないのだから・・。

大好きな人
大切な人
一番必要な人
私だけの大好きな人
私だけの一番必要な人

まだ好きですか?
なんてそんな事、聞けない。
きっとあきれてうんざりされてしまうだろう。

こんな私を許してくれてありがとう。
でも、私恋人といない方がいいのかもしれない。
もう、あなたを傷つけたくない。


『貴方』という字が大嫌いになった。

恋人が好きな気持ちが大きくなる一方・・・。

もうこんな事思うのやめよう。
もう、何もかもがスッキリしたんだ。きっとそうだ。
私は恋人といたい、これからもずっと。
そしたらこんなことでいちいち
うじうじと考え込んでちゃいけないんだと思う。

私変わって無いじゃんか
そう、自分で思わない私になればいいのだ。
そう、変わればいいだけのことなんだ。
それなのに私は・・・・・・。

今の私はバクテリア以下の存在になった。

恋人のあと1%をつかむのは
私しだいだ。
私に残っているのはあと0.5%
死に物狂いで変われ。私ならできる。






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