ニッキ ゆり 【HOME】
- 2002年04月29日(月) ナミダ。
ツライコトはなんでも半分こ。
だけど、好きだから困らせたくない。
恋人さんが泪を流した。
あんなに泣いたの、初めて見た。
ワタシはただ、手を握って話を聞いた。
いつも助けられてばかりいた。
だから、助けたかった。
ワタシは人の話を聞いて励ますのが下手だって
思ってるよりもはるかに下手だって思った。
聞くだけじゃダメ。
うなずくだけじゃダメ。
何も言わないのもダメ。
ワタシは何も言わないで
ただ、ずっと話を聞いた。
頬をつたって行く泪をそっと拭いた。
泪で声が詰まったら、ギュと抱きしめた。
握り返してくる手が震えていて
その手を強く握り返した。
「泣かないで」とか
そんなありきたりのコトバは使わない。
ワタシなりの方法で
コトバを選んで話をした。
ツライコトはなんでも半分にしよう?
ワタシも同じ思いを感じたいから。
だけど、恋人さんは
ワタシまで傷つける事は出来ないと言った。
ワタシは全然かまわないのに。
ワタシは自分で思っている以上に
恋人さんから助けを求められていた。
こんなワタシに。
こんな小さなワタシに。
昨日までの自分が
とても嫌いになった。
明日からの自分を
もっと大好きになろうと思った。