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2002年09月22日(日)

せっかくの十五夜も、雨の東京では見ることが出来なかった。
昨日はバイトの休憩中、一服しながら空を見上げたら
とっても綺麗なお月様が見えていたのに。

だけど、今日はステキな日。
雨でもワタシのココロの中は晴天だった。

今日はライブ。
2年ぶりに再会した、セイジさんのライブ。
今度は1ヶ月ぶりに会った。
「また雰囲気違うねぇ」と言ってくれた。
シャツワンピースにみつ編み。ブーツまで履いていて
1ヶ月前とは季節も違うし、新しいワタシだったのかもしれない。

「そういえばテレビは直ったん?」
「寒くないん?」
「時間はいっぱいあるから平気やね」
投げかけてくれる言葉、全部記憶したかった。

笑顔がステキなセイジさんは
やっぱり優しい人だった。

セイジさんは相変わらずの大阪弁で
「今日のライブは絶対に泣くで」と言った。
新曲でバラードを増やした、と聞いていたから
切なくなって胸キュンになるのかなって思って
かなり期待していた。
「今、201号室、俺の部屋は切なくなってます。」
そう言って歌いだした歌。
「愛した人よ、愛する人よ」

その歌にこんなに感動するなんて
ワタシのココロはやっぱり涙もろいのかもしれない。
歌の途中で涙が一筋、ワタシの頬を流れていきました。

歌に感動して涙を流すなんて
ワタシ、すごくびっくりしてた。


『もう僕のために何も捨てなくていいよ』

そのフレーズ、ずっと忘れられなかった。
帰りの電車の中、そのコトバがずっと頭の中でリピートしてた。


ワタシは今まで恋人の為に色んな物を捨てた記憶がある。
「あなたがいれば、何もいらない」とまで思った事だってある。
でも、やっぱり自分のしたいこと、やりたいことを
お互いにわかってあげられたら
そんな風に思わないのかもしれない。

自分に「やりたい」と思うことがなかったら
恋人だけになってしまって、その恋人が居なくなった時
本当に何にもなくなってしまって
自分自身、ダメになってしまう。

ワタシは、もうそんな風になりたくないから
やりたいこと、やり続けたいことを見つけてきた。

大好きって気持ちだけじゃダメなときもある。
それだけでいい時もあるけど
最終的にはやっぱりダメだと思う。

恋人に「何もかも捨ててお前のところに来た」って言われても
ワタシは嬉しいと思わない。
本当に何もかも捨てるなんてこと、無理だよって
多分言ってしまうんだと思う。

ワタシどっかで冷めてるのかな。



悩んだら悩んだ分だけ何かが返って来るなら
思いっきり悩むと思う。
でも、恋愛だけは悩んだって答えが見つからない時の方が多い。

好きな人に恋人が出来てしまったら
もちろん「どうしよう」って悩んでしまう。
でも、悩んだって相手に恋人が出来てしまっているのを
別れさせる事はできない。
悩みまくって相手が自分の恋人になってくれるなら
ワタシは思いっきり悩むと思う。
毎日毎日、眠らないで悩むと思う。

だから、いつも通りの振る舞いで普通にしていたいって思う。
もしも、好きな人が恋人と別れたとき
自分もまだその人の事が好きだったら
アピールしたりすればいいって、最近のワタシはそう考えるようになった。

奪いたいとか、そういう気持ちはなくなってる。
自分を磨いて相手が1人になった時
その磨いてきた分の輝きを全部出せばいいと思う。


やっぱりワタシ、どこか冷めてるのかな。


セイジさんのライブまでの間、そんなことを考えていました。

9時からのライブなのに4時にライブハウスについたワタシ。
だけど、セイジさんはずっと話し相手してくれた。
くまのぬいぐるみもあげたし、お手紙もあげた。
一緒に牛丼を食べに行ったりもした。
ワタシはなんだか嬉しくって
ずーっとニコニコしてた。

2年前は一緒に牛丼なんて考え付かないほど
遠くの人だと思っていたけど
あんなに近い席で、一緒にご飯が食べられるようになるなんて
思ってもいなかった。想像もしていなかった。

やっぱり、未来には何があるのかわからないんだね。

帰りがけ、ピックをねだって
さっきまで使っていたピックをもらった。

11月のライブも行こうかな。
バラードに浸って
恋愛論でも展開させようかなぁなんて思う。







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