ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年01月08日(水)
夢を見た。
ワタシは普通に歩いてた。
周りの景色はたぶん、ワタシの住んでいる街。
十字路の横断歩道で青信号なのに立ち止まった。
横断歩道の先で停車している車があった。
見覚えのある、濃いグリーンのサーフ。
運転席には大好きな人がいた。
その姿を確認して、嬉しくなってワタシは横断歩道を走って渡った。
大好きな人がワタシに気がついてくれたら、と思いながら。
だんだん近づいていく。大好きな人へ。
だんだん見えてきた。大好きな人の笑顔。満面の優しい笑顔。
ワタシは走るのをやめた。
大好きな人と目が合ったから。
「気が付いてくれたんだ」そう思ったから。
その時になってやっと見えた。
助手席に座っている人の顔が。
立っていられなくなっていた。
横断歩道の真ん中でしゃがみこんで顔を隠した。
その横を濃いグリーンのサーフが通り過ぎていった。
振り返ったらもう車は見えなくなっていた。
夢の中でもワタシは弱虫だった。
お気に入りの絵本がいつもカバンに入っている。
今日は何回読んだだろう。
読むたびに、違う感じがする。
いつも新しい感覚。