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2003年03月09日(日)


「なにやってんだろ。アタシ」


ベッドの上で呟いた。
ひんやりした空気。シーツの中だけが暖かかった。


ワタシ一人しかいないこの部屋で
一人言はひどく響いた。
誰からの返事もないんだけど、どこかで返事を期待したい。


浅はかな期待なんて持ちたくない。
結果がどうなるか、なんてわかっているから。
ワタシが期待する全てのこと、結果はさんざんだった。
きっとこれからもそう。何も変らない。同じこと。


つまんないことばっかり考えてたら
いつのまにか、先のことばっかり考えて
期待するなんて馬鹿馬鹿しいなどと思うようになっていた。


ワタシに期待しないで。
頑張りすぎて空回りするだけだから。
でも、だからと言って何も言わないなんてことはしないで。
ほんの少しはコトバが欲しかったりするから。




本当は汚いんだ。
冷蔵庫の中で野菜が腐っていた。
ふたつのうち、ひとつはもう駄目だった。
ドロドロの液体を出してビニールのなかで死んでいた。
きっとワタシはそれと同じ。

大丈夫そうにみえるもうひとつも
本当は半分腐っていて、ほっておくともっと腐って
そして死んでしまうんだ。


ほっておくのはどれくらいがいいかしら?
いっそのこと、ずっとこのままにしておこうかしら。


そうやってワタシのココロも腐っていくんだ。





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