ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年03月23日(日)
「じゃ、これから魔法をかけていきますね」
ワタシのくだらないメールの一文を覚えててくれたこと。
すごくすごく嬉しかった。
必死に目をそらしてしまった。
ぎくしゃくしてるのを見透かされないように
「平気だよ」って顔、一所懸命作ってた。
お気に入りのピンク系の茶色。
やっぱりあの人は魔法使いだ。
シャンプーもブローもセットも
3時間あの人を独り占め出来た気がして
すごく満足してるワタシがいた。
独り占めなんかじゃないけど、そんな気がしたのは本当で
いつもはカラーリングは他の人が手伝ってたけど
今日は全部あの人がやってくれた。
なんだか嬉しくて、でも恥ずかしくて
だけど、鏡越しにそっと顔を伺った。
真正面から目を見るなんてことは出来なくて
下を向きつつヘアーカタログを見て話をした。
その笑顔とか、ふいに出る素のコトバ使いとか。
それらを1個1個見つけた時、なんかホッとした。
浅い眠りの中で夢を見た。
でも、何の夢だったか思い出せない。
なんとなく覚えているのは旅行に行っている夢だったということ。
目が覚めたときすごく幸せな気持ちでいっぱいだったのは
きっと楽しかったのかな。
一緒に行った人があの人だったのかな。
覚えてないのがもったいない気がした。
結局ワタシは何にもしない。
『普通』とか『当たり前』のことしか出来てなくて。
そんな自分に呆れてしまうけど
それでも自分を好きになれたらと思う。