ニッキ ゆり 【HOME】
- 2003年05月01日(木)
公共料金を支払うために11時ごろのこのこと起きだして雨戸を開けた。
空は雲ひとつ無くて、真っ青な綺麗な色をしていた。
少し遅い1日の始まり。だけどとてもいいことが起こりそうな気がした。
ゆっくり外を歩いてカメラを持ってくればよかった!と少し後悔。
銀行でお金をおろして支払いを済ませた後
前のバイト先の洋服屋さんへスカートを買いに!
デニム生地でスカートの真ん中らへんからレースやかわいい柄の布があしらってある
前からほしかったスカート。やっと買える!
店長に取り置きを頼んでいたわけじゃないのに
ちゃんと取り置きをしてくれていて、レースが白のひとめぼれしたスカートを買うことが出来たんだ。
値段もお手ごろで、すごく嬉しくて。
店長と少しお話をしていたらお客さんが増えてきたから
邪魔にならないようにお店を出ることにした。
「またおいでね」
そのひと言がすごく嬉しかった。
一駅歩きたい気分だった。
隣りの駅までのんびり歩いてミスドヘ。
チョコファッションとポンデリングとホットコーヒー。
レシートと一緒に花の種をもらった。
明日からラッキーカードでもらえるプレゼントが
プランターや如雨露。花の種もそえて。
1日早かったけど種だけもらえた。
ワタシの部屋では育てられないなぁと思っていたら
そういえば花を育ててる友達がいた!と思い出してメールを打った。
天気がいいことや実家は楽しい?なんてことをつけくわえて送信。
そうしたら今はもう実家から帰ってきていると返信が来たから
遊びに行こうーと誘って、一緒にドライブに行くことになった。
延期になっていた単車のドライブ。
すごくワクワクした。
「バイクが彼女」って言ってたのを思い出した。
「ちょっと彼女にお邪魔するよ」と言って後ろにまたがった。
青空の下をビュンビュン風を切って走っていくのが心地よくて
やっぱりワタシも自動二輪の免許がほしいなぁと思った。
100キロの速さを体全部で体感。
風が強すぎて目を開けていられなかったけど
すごく気持ちよかった。
コンビニで地図を見ながらどこに行くか決めて
幕張公園まで行くことに。
1時間でついて、のんびり公園を歩く。
ベンチに座ってコンビニで買ったコーヒーを飲みながらタバコを吸った。
「そうえいばさ、1年の時も同じクラスだったけど
こんな風に遊ぶほど仲良しじゃなかったよね」
「だねー。出会いはどこに転がってるかわかんねぇよな」
楽しくおしゃべりをして、散歩して、帰ることに。
家の近くについてからお腹がすいていたからレストランでご飯。
どうしてかわからないけど、すごくまじめな話になった。
人間観察がお互い好きだっていうことがわかって
妙に親近感がわいてしまった。
「考えすぎなんだよ。」
「気にしすぎ」
「疲れない?駄目だよそんなに考えちゃ」
ワタシが友達関係のことでいろいろ思っていることを話したら
その友達は同じことを何度も繰り返した。
「考えすぎ」
ワタシ自身、そんなことないよって思っていたけど
結果的にはそういうことになった。
やっぱりそうだったんだ。
気がついていないようで、本当はわかってた。
でも、どうしたらいいのかわからなくて
ずっと曖昧にして逃げてきたこと。
それらが今日、ほんの少しだけ溶け始めてきたような気がする。
ずっと下を向くことしか出来なかった。
でも、今は上を向いてみたい。
だけど、そんなにいきなり前を向くことは怖い。
だったら今まで影ばかり見ていたのなら
今度からは影の先の足元を見られるようにしていけばいいんだ。
足元が見られるようになったらもうちょっと上。
もうちょっと上が見られるようになったらもっと上を。
そうやって時間をかけてゆっくりでいいから
上を見ていけばいいんだ。
そうすれば今まで悩んでいたことや
気がつかない振りをしていたことを
きちんと乗り越えていける気がするんだ。
時間をかけてワタシの壁を作って来た。
壊すの簡単だと思ってた。
だけど思っていたよりも頑丈で
壊そうとしても壊れなくて立ち往生してた。
それが今日1段壊れた。
1週間後にはまた1段壊すことが出来るかもしれない。
もしも出来なかったとしても落ち込むことはないんだ。
2週間後には壊れているかもしれないから。
焦って焦ってどうしようもなかった学校に入ってからの2年間。
3年目でやっと壁が壊れていく。
時間をかけて、ゆっくり柔らかくして、壊していこう。
大好きな友達、ありがとう。
君のお陰でワタシは随分と楽になれたよ。
困った時はまた君に相談をするよ。
その時はチョコレートパフェを食べに
ちょっと遠くのデニーズまで君の彼女と一緒に行こう。
彼女を綺麗に磨くお手伝いもしてあげるよ。