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2004年01月17日(土)


嫌でも明日を迎えてしまう。それがとても苦しいと思ってたけど
昨日のワタシと今日のワタシと明日のワタシは違うもの。
おんなじようでどこか違う。繋がっているようで実は違う。



引越し先は千葉になる。
憧れの東京都民とは、2月で終わり。
安い物件を探すなら、東京じゃ無理ってこと。
東京都に執着することをやめなくちゃ。
ね、ワタシの新しい生活が始まるんだよ。
東京じゃなくたっていいんじゃないの?



気がつけば後からついてくるもんだよ。
気持ちなんて、そういうもんだんだよ。
住めば都。今の所だってそうだったでしょ。





前ばかり見てるからなかなか気づかない。
そういうこともあるね。
今、ひとつずつ落としてきたものを拾い集めるために
何十歩か戻っている途中。
丁度いい具合を知らないわけじゃない。
振り切ろうとして、走りすぎただけ。
置き去りにしたものも、拾ってこようか。




弱いのも強いのもかけがえのないワタシです。
上手に笑えなくてもいい。



みつけた道は可能性という道。
どこへでもいけると思った。









100人の人たちが「嫌」だと言うことを
1人の人が「好き」と言ったら、100人のうちどれくらいの人が
「嫌い」だったものを「好き」になるのかな。
周りに合わせてる人たちはどのくらい心が揺らぐんだろうかな。








夜、8時くらい。
友達の車でドライブに行った。
車に乗ってしばらく走るとみぞれが降ってきて、またしばらくすると粉雪になった。


雪だよー雪!!



千葉県の海岸へ行った。
海へ向かう道を歩きながら、雪の中を走り回ったりして
スカートを履いてきたことを後悔した。
寒すぎて30分もいられなかったから。



冬の海が好きで、昔よく1人で海を見に行ったっけ。
雪の降る海は何度か行ったけど、今日の海は特別キレイだと思った。
ココロの中で何度も思った。
「この日の今日のこと、忘れたくない」



卒業するからなのか、社会人になりたくないからなのか
涙腺が弱くなっていて、ほんの少し、涙が出た。
毎日をもっと大切にいきたい。
寒かったのだけれど、ココロの中は少し暖かかった。




外に出ると粉雪はもっと強く降っていて
写真を何枚か撮ったけど、雪に見えなくて、小さなごみが写ってるようだった。


雪の中を歩く時、いつも上を向いて歩く。
上から降ってくるたくさんの小さな雪の粒を眺めていると
なんとも不思議な気持ちになってきて
飽きるまで見ていられる。



粉雪がワタシの顔に落ちてきて、すぐ溶ける。
「あぁワタシってあったかいんだなぁ。」
当たり前のようなことを改めて考えてしまった。



千葉の海からお台場へ行く車の中で「雪だよー!」とメール。
嬉しいことがあると沢山の人に教えたくなる。
「そうだね。」
「洗濯するといつも雨とか降るんだよね」
「すごいよねー!」
それぞれの時間を過ごしている人たちからの返信を読んで
一瞬でも時間を共有できたことが嬉しかった。
これを共有と言わないとしても、ワタシはそう感じる。いつも。






お台場をぐるぐると車で走っていて
ちょっと前のことを思い出して、友達と懐かしんだ。
寒い日だった。
11月の確か下旬だったかな。
運転手の友達は呑み会なのに絶対に飲まなくて
ワタシたちは軽く丁度いいくらいに酔っていた。
閉店までお店にいて、外に出て、「お台場に行こう!」とワタシが言って
友達の車で3人、お台場に行った。



自由の女神がいるところで3人で話をしてた。
寒くて寒くて、手がかじかんで、タバコが上手く吸えなかった。
心臓が破裂しそうなくらい緊張もしていたし。
きらきらの人がワタシの隣にいることに緊張してたんだと思う。
朝7時までいろんなことを話したっけ。
緊張のせいでなにを話したかさえ、次の日はっきり思い出せなかった。




切ない気持ちとか寂しいとか
半分忘れかけていたココロを暖かい気持ちで満たしてくれたんだ。
それからワタシは毎日が楽しくて仕方なかった。





友達の車の中でそのときの同じ曲を流して
あっけなく終わってしまったその恋を
思い出にするには早すぎるその恋を
今でも少しココロがちくっとするその恋を
何度も何度も振り切ろうとした。






帰り道もずっと粉雪は降っていて
車に吹き付ける雪をずっと眺めていた。






明日は部屋の掃除をしよう。
窓を開け放って、新しい空気をたくさん部屋の中へ招き入れよう。






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