西方見聞録...マルコ

 

 

東京とばいばい - 2002年09月27日(金)


 いよいよ奈良は法隆寺の新居へ出発。

 朝から娘1号2号を引きつれ、祖父母(私の父母だ)と実家を出発して東京駅へ。早めに東京駅に着いたので駅のバリ風のカフェテラスでお茶を飲む。うーん、都はおしゃれな空間に満ち満ちているとバリカフェを堪能する。

 この東京駅新幹線乗り場にくるといつも感じることだが日本は東京を中心にしている。東京は優遇されている。新潟に行くのも東北に行くのも信州に行くのすべて起点は東京だ。この有利を享受していたときはぜんぜん感じなかったことだが
今その有利な立場から転げ落ちようとして痛切に感じる。

 東京はずるい。

 コレで入都税なんていってるんだから、石原は傲慢だ。

 新幹線出発の15分前にホームに行くと姑が見送りに来てくれていた。3人の老人をホームに残し、娘1号2号と新幹線に乗る。娘1号は新幹線を飛行機の一種と思ってたらしく、「飛ばない」と不満そう。 娘2号は出先ではめったにしないうんこをして、母は新幹線内のおむつ換え場を求めて彷徨う。新幹線がもう一歩で京都と言うところで娘1号も「うんこ」と叫び、母はびびる。それでも無事に(つまり時間内にうんこを済ませ)京都に到着。ホームまで迎えにきてくれていた夫と再会した。

 うんこ連発をした以外は姉妹ともよい子にしていたと評価されうる、新幹線3時間のたびでした。

 その後さらに在来線を1時間ほど乗り継ぎ、新ホームタウン、法隆寺に到着。駅前で自転車を購入し、親子で自転車で新居に向かう。

 途中稲穂が揺れる田んぼを通りかかると「田舎だなあ」と感に堪えないように娘1号がつぶやく。

 「住んで都にするしかないさ」(@千と千尋の神隠し)と応えて母は自転車のペダルを踏んだ。



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