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サルベージ「世界の男求愛紀行・地中海編」 - 2003年06月28日(土) このネタはまだ続くのであった。忘れたころにサルベージ。 「地中海男にアジアの女の取り合わせは悲劇の典型」投稿者:いとこ 4月 9日 よくもこんなステレオタイプ的な言葉を吐いたものだと我ながらあきれる。 で、ついでにこの台詞の生まれた背景を説明すると。。。 10年前、イギリスで勉強が忙しすぎて外出もできなかった私の唯一の楽しみはALL ASIANSで固められたルームメイトたちが持ち込む「留学生スキャンダル」だった。ちょっとしたワイドショー並みのきわどさに息を呑んだり、笑い転げたり、いやー楽しかった。 ある日、インドネシア人のルームメイトアズダのところに彼女の同胞女性(ふだんはあまり付き合いがない・彼女の名前もアズダ)が突然相談におとずれ、 「自分とつきあっていたと思っていたキプロス出身のジョニーが今はタイ人の女の子とやたらと一緒にいる。気が狂いそうだ」と苦しい胸の内を明かす。アズダからその話しを聞いた私達の台詞が上記のものであり、腕を交互に前後にゆらしてリズムをとりながら「めでたれーにあんまーん」と歌うことがそれ以後、我々の間で大いに流行った。 ところで当のジョニーは同じ寮の一階に住んでいて、我々の台湾人のルームメイトエレノアとクラスメートであった。ある日、彼がエレノアを訪ねて3階の我々のところまで訪ねてきた。私が彼を廊下まで案内しているときに「どんな中国語をしっているか」という話になり、彼はアズダを狂わせた微笑みを浮かべながら「僕が知っているのはこれさ、WO AI NI(I love you)」とのたまった。私は「ああ、I love youね」と答えつつ、頭の中では「メデイテレーニアンマーン」の音楽が一気にスタート!ちなみに、そのとき、自分の個室にいた香港人ルームメートのキャンの耳にもばっちりその会話が入り、彼女の頭も「メデイテーレーニアンマーン」メロデイが。。。。! みんな思考回路が国際ワイドショーチャンネルに乗っ取られていたのですね。 「エーゲ海の青いバカ」 投稿者:らいむ 4月 5日 海外ナンパ男で印象的だったのは、ギリシャはサントリーニ島でみかけたウェイターだ。 と言っても私がナンパされたわけじゃない。 その時私と夫はサントリーニからミコノスへ渡る船を待ちながら、桟橋のカフェでお茶を飲んでいた。我々を日本人と見て取ったウェイターが笑顔で「今夜オドリニイキマショー」と日本語で話し掛けてきたのだ。 残念だが(別に残念じゃないけど)これからこの島を出るんだ、と話すと、自分の日本語が通じたのが嬉しかったらしく、知ってる日本語を次々に披露してくれた。「マエニ ドコカデアッタヨネ」「キミ カーイネー」「アナタノ瞳ハキレイデス」・・・陳腐なセリフが出るわ出るわ。半分呆れてそんなセリフどこで覚えたわけ?と尋ねると、ポケットから大事そうに黒い表紙の手帳を取り出した。覗き込んだら、まー、色んな筆跡で“anata no hitomi ha kirei desu”などなどびっしりと書き込んであったのだ。 「あーあ。皆面白がって書き込んでるよ」「見上げたバカ者だ。ナンパのために丸暗記してるんだ」「じゃ、協力してあげよう」 私は手帳を受け取ると“Kimino hitomini KANPAI”と書いて差し上げた。「あーあしょうもない。そんなんでナンパが成功するのか」と夫がいちゃもんつけてきたが、いいのだよ、夫。要は女の子が振り向いて笑ってくれれば。この男はシリアスな交際をする女性を求めてるわけじゃないって。ついでに“Kimino hohoemiha eien no NAZO sa”も書き加えておいた。日本語コレクションが増えて、ウェイターはにへらにへらと笑っていた。 サントリーニの桟橋で、以上のセリフを棒読みするギリシャ人に出会ったら、笑ってあげてね、みなさん。 ...
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