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2001年05月04日(金) 恋人

私の家には恋人がいます。

艶やかな、黒い、スレンダーな体を惜しげもなく見せて、今日も私を待っています。

いつもの事ながら、目の前に座り、しばしドキドキ。。

深呼吸して、心を落ち着かせて彼に触れます。


                ・・・・・・・・・。


相変わらず良い声です。 触れている時、びりびりと伝わってくる彼の心音は

私を芯から満たしていって、安心させます。 そんなこんなで、

つい甘えてしまい、はっと気づけば、もう3時間経過。 早いものです。

また明日ね。 おやすみ。 そう彼に告げて部屋に戻ります。

ここまではご機嫌な彼。


でも、彼はごく偶にご機嫌斜めです。

私が1、2週間ほど忙しくて触れない時、いじけて微妙に声が狂います。

怒っているようで寂しそうな、体の奥から響く弦の声はせつなくなります。

あぁ。 ごめんね。 私も君に触れたかったよ。

ここ1週間ね、いろんなことがあったんだよ。 そんな風に彼に報告すると、

彼はそれを音にして表現してくれます。 そんな彼とのやり取りが、

一緒に過ごす時間がすごく好き。 ごまかしがきかなくて。

素直になんなきゃ、彼も良い声では歌ってくれなくて。

本当に対等だと感じます。 

大好きだと思います。

大好きだからこそ、もっともっとテクニックを磨いて、

触れて、良い声を出させてみたいと思うのです。

それほど大切です。 頑張ろう(笑)


凪 |MAILHomePage

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