ナ イ シ ョ バ ナ シ
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今日、飛鳥文化がテストに出た。
天智天皇(前・中大兄皇子)、大海人皇子、そして額田王・・。
いわくつきなこの3人。 知ってる人は知ってるよね(笑)
天智天皇は兄。大海人皇子は弟。 そして2人の間に入る2人の恋人、額田王。
歴史の陰に女ありとは、正にこの事。 仲の良い兄弟も真っ二つ。
話の筋書きはこう。
昔、とてもとても仲の良い兄弟がおりました。
兄は、中臣鎌足(後の藤原鎌足)と手を組み、蘇我氏を滅ぼして大化の改新を行いました。
弟も、兄と仲が良かったので、当然それを手伝います。
しばらくして兄が天皇になると、兄は弟の奥さんを取ってしまいます。
それが額田王(ぬかたのおおきみ)でした。 彼女は見た目も美しく、歌も大変素晴らしいものを詠む人でした。
この頃から、仲の良い兄弟に亀裂が入ります。
そりゃ、そうだよね(−−; 万葉集の相聞歌でも皇子の変わらぬ愛がうかがえます。
− 額田王 −
あかねさす 紫草(むらさきの)行き 標野(しめの)行き
野守は見ずや 君が袖振る
− 大海人皇子 −
紫草の にほへる妹(いも)を にくくあらば
人妻ゆゑに われ恋ひめやも
解説すると、額田王は恋人である天智天皇の主催の薬草猟に参加するが、 その薬草猟では前の恋人、大海人皇子も参加していた。 と、そこまでは良かったけれど自分に対して袖を振り(一種の求愛行為)を する皇子を標野の番人である「野守」(天智天皇本人ではないかとも言われる)に 気づかれるのではないかとハラハラしている。
一方、下の句。『人目につくから袖を振ったりしないで』という額田王の 訴えにも、皇子は開き直っているかのごとくこう答える。 「輝くように美しい 君がもし憎いなら 僕は恋したりしないだろう すでに人妻である君に 僕は手を振ったりしないだろう」と。 ( 角川文庫 三枝克之訳 恋ノウタ より引用。 )
昔から、ドラマのような恋があったんだなぁ、と感心している今日この頃。
続きは夜にでも・・。 もう、ねむくて・・ダメ・・。
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