hiro's Diary


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2000年12月06日(水) 回帰

6月からの3ヶ月間はまともに食事を摂ることが出来なかった
食事を摂ることは吐くことと同じだった
眠れなかった
少しだけ得られる眠りの中においても現実との境が曖昧になっていた
それでも泳ぐことだけはやめなかった
泳ぐことで躰の存在を心に認識させていた
体重が15キロほど減少した
ウェストが3インチほど細くなった

9月に入って
少しずつ食事が摂れるようになった
吐かなくなった
少しずつ眠れるようになった
体重の減少が止まった

誰とも接することが出来なかった
接する相手がいなくなっていた
彼女と一緒にいた1年間
彼女と一緒にいることに費やしていた時間は友人達を疎遠にした
付き合いの悪いやつになっていた
結局、誰もいなくなっていた

それでも落ち着きを取り戻した9月半ばにホームページを作り始めた
1ヶ月経って、初めてのカキコが生まれた
嬉しかった
私の世界に訪れる人は
私と同じ様な想いをカキコしていく
でも
彼女達のカキコは彼女達自身の自問自答
私のレスは私自身の自問自答
活字だけで交わされるコミュニケーション
体温を感じることがないコミュニケーション

でも・・・
私が欲しいのは触れあい
体温を感じることが出来る触れあい

でも・・・
触れあいを求めて得られるものは
あの頃と同じ想い
繰り返される同じ想い

落ち着きを取り戻せた理由は?
傷口が痛まなくなってきた理由は?
簡単な理由だったね
心が壊れてしまったから
日記に綴られていたのは壊れてしまった心の破片
綴るものが無くなってきたのは、それさえも無くなってきてしまったから


あなたが薬指にしていたリングは私の薬指に通るようになったよ


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