マーメイドの日記

2002年11月16日(土) 残像。

最近、彼の「姿」をよく、見かける。もちろん、実際にいるのではなく、まぼろし、思い出の中の彼なんだけど・・。ソファにすわってた姿、後ろ姿、私に微笑みかけてくれた、ちょっと、はにかんだ、表情。まるで残像のように。

秋だから・・空気が澄んでいるから起きる現象なのか・・。なんてね。自分のこころがやっていること。

こんなふうに、時間と共に、いろんなプロセスをへて、完全に「いい思い出」になっていくんだろうな・・。そのことを私はもう、悟っている。そして、そのことを肯定的に受け止めている。そう・・彼とはすでに「終わっている」ただ・・思い出に感傷的になっているだけ・・物思いの、秋だから。

今は、ひとりの時間を大切にしたい。人生の、充実した時期の、ひとりの時間。なんだって、できるよ。好きなように、できるよ。「クタクタ、ぽやぽや、のほほ〜ん」とね(笑)。

秋のやわらかい陽ざしの中、透明なまあるい珠の中で、私が、ひとり、楽しそうに笑ってる。無限の世界と交信する喜びに満たされて。ひとりの喜びに、こころはじけながら・・。


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