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過去への視線、未来への視線 - 2001年08月05日(日) 誕生日です。 25回目の。 あめでとう、と言ってくれる人がいます。 その言葉はきっと、いくつになっても嬉しくもあり、ちょっと、恥ずかしくもあります。 あの子は私の誕生日だということを、覚えてくれているだろうか、今日が私の誕生日だということを、思い出してくれているだろうか。 たとえ、わたしに「おめでとう」といわなくても。 あの子の夢を見続けていた日を境に、少し、落ち着いた気がします。 会わずにいるからこそなのかもしれませんが。 そんなことを考えていると、今年から社会人になり、東京に行っている友達からメールがきました。 明日から夏休みがもらえたらしく、こっちに帰ってくるので、久しぶりに、皆で集まろうという誘いです。 あの子が来るかどうかは、知りません。確認も、するつもりはありません。 おそらく、あの子が帰ってきていることはないと思うけれど。 そう言えば、去年の今ごろは、あの子が夏休みで帰ってきていた。 去年の昨日が、皆で集まった日でした。 その時の飲み会は、今思い出しても、楽しくない飲み会で、その時のあの子を思い出しても、嫌な気分になります。 あの子と、二人で遊園地に行った日も、もうすぐです。 あの子にもう一度「好きだった」と伝えた日。 精一杯の強がりと、精一杯の勇気が必要だった日。 そして、今思えば、それが二人の関係を、おかしくした日。 でも、もう過去を見るのもそろそろ終わりにしようか。 もう少し、過去を見ながら歩くのもいいけれど。 見る過去を、少しずつ、少しずつ、今に近づけて行って、そしていつか、近いうちにその視線を先に向けよう。 -
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