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「イノセンス」と「世界の戦場」写真展 - 2004年04月04日(日)

映画を見に行きました。
「イノセンス」という映画。

最近知り合った人(自称オタク)と「見たいね」という話をしていて、行く事になりました。
見終わった後、その人曰く
「甲殻機動隊をみていないと分からないだろうね」
だそうです。

そうなのか。
私は見てないのだけれど、それでもある程度は分かりました。
もちろん、深い意味だとか、映像の中に出てくる隠しネタなどがあったなら分かってないのだと思いますが。

映画を見終わってから、ご飯を食べに行く途中で写真展をしていました。
「世界の戦場から」と題されたその写真展は日本ビジュアルジャーナリスト協会の広河隆一氏などが協賛で、JVJA所属のフォトジャーナリストの作品を展示していました。

「知り合いが出てる」
というと、彼が「じゃあ見に行ってあげたら?」というので、見に行きました。

何度かみたことがある写真が展示されていて
一度も見た事が無い人の写真も同じように展示されている

写真は、人柄が出る

いつも思います。
被写体をどこから撮るか、どのアングルで撮るか、どのシーンをどう切り取るか。
もちろんそれは見る側の好みの問題もあるのだけれど。

「報道写真」
と言われるものが、それほど真実ばかりを写していない事にきづいたのはいつからだったかな。

アメリカのイラクでの誤爆を写した写真も何枚かありました。
「犠牲になった一般市民」を写している写真。

「その横に、崩れ落ちるWTCから飛び降りる人の写真を並べたらどうだろう」

ふと、思いました。

「報道写真」は場面を切り取るだけではなく
「どう並べるか」によっても、伝えるメッセージを危うくするもの

写真で世界全てを写す事はできない。
写した写真は「世界」を表すジグソーパズルの1片でしかない。

「世界の戦場写真展」と名づけられたその写真展は
決して「世界」を表しているものではないんだ。





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