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台風の思い出 - 2004年06月21日(月)

台風が来ていました。
過去形なのは、どうやらもう日本海へ抜けたらしいからです。

台風と言えば、思い出すのは大学のときのこと。
ほとんどの学生にとって台風は「学校が休みになる」というメリット(?)があります。

もちろん、住んでいる地域によっては床上浸水や、河川反乱や、土砂崩れなどの心配をしなければいけないのでしょうが、少なくとも、私が学生の頃は、台風や大雨などで、それらの被害を蒙ったことはありませんでした。

私が大学生の頃(何回生かは忘れましたが)、台風が来ました。
もちろん、ただ台風が来ただけでは休みにはなりません。私が通う大学では「警報が3つ以上出れば休み」という校則(?)がありました(多分3つだったと思う)。

その日は朝イチからの授業。
今でこそ、早起きもできるようになりましたが(笑)学生のだらだらした生活に慣れてしまった当時の私には結構辛いものです(そこまでしていかなければならない授業だったということは、必修か何かだったのでしょう)。

天気予報を見ると、警報は2つ。
「もう1つ出れば休みなのになあ」
などと不謹慎なことをつぶやきつつ片道1時間30分かけ大学へ。
最寄り駅を降り、通いなれた小さい川(どぶ川に近かった)沿いを歩いていると、前から同じ授業を撮っている友人が。

「どうしたん?」
と尋ねると、彼女からは
「今日は休みらしい」
との答えが。続いて
「大雨洪水警報が出たら、3つ出てなくても休みやねんて」
…まじかよ。

そこでふと気が付いた。
大雨洪水警報が出ていると言っても、この一帯が快晴であることに。

今ならもしかしたらパソコンやネットで休講が分かるシステムがあるかもしれない。
ただ、当時はまだパソコンがようやく普及し始めたところだった。
携帯もまだ一般的ではなく、当時の学生は「ベル」世代だったのだ。

しかも、入学年に阪神大震災を受け、学内にはまだプレハブ教室があった我が大学では、震災後1年を経ても、父兄やOGから集めた(おそらく莫大な)寄付金をどこに使っているのか分からないくらい、設備が整っていなかったのです(1枚ウン十万もする瓦に使われたという説もあった)。

例えその大学がある地域が快晴でも、「警報」が出れば大学は休みになります。
得なような、損なような…。

まあ、休みになるだけましかな、と思うのは、社会人故でしょうか。










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