ある友達に　実は　お兄さんが　いるらしい。
いや　いたらしいと言った方が　正確か・・・。
そのお兄さんは　彼女が　中学卒業の頃に
突如として　失踪してしまったと云うことだ。
現在も　杳として　行方は知れず。

友達づきあいも　３０年近くなろうとするのに
初めて　別の友達から聞かされた衝撃の事実。
別の友達は　高校時代からのつきあいなので
お兄さんの存在を知っていたのだと言う。
それにしても　今頃になって　なぜ？

周りの友達は　このことを　知っているのかなぁ？
お兄さんのことを　訊いてみたいけれど
今さら　突然　ヘンな感じもするしなぁ・・・。
癒えつつある心を　傷つけちゃいけない。
そう・・・お兄さんは　『ハルちゃん』って云うんだ。

このことは　誰にも　言わないようにって？
私だけに　教えたことだからって？
どうして　あなただけが　知っていたの？
よく考えたら　ある友達と　別の友達には
どう考えても　接点は　ないんじゃないのぉ〜？

ふぅ・・・夢か・・・。
なんだか　よくわからない夢だわー。
しかし　夢と知りつつ　そのお兄さんの存在を
どうしても　誰かに　確かめてみたい気分。
もしかして　夢と現を　行ったり来たり？
ん〜〜〜　シャキッとせねば！！

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