初めて　バレンタインデーを意識したのは
忘れもしない中学１年生のとき。
そのとき　友達のおにいちゃんが
その対象となる人だったんだわねー。

その人を好きになったきっかけは
その前に　好きだった人のことを
部活のときに　友達に話していたら
先輩から　お呼び出しをくらい
『私の好きな人を　好きになるな！』と
キツ〜イお叱りを（？）　受けたので
『じゃ　○○のおにいちゃんにする！』と
傍にいた友達の○○に　宣言したから。
そのときは　顔も　知らなかったのに・・・。
なんとも　安直に　好きな人を変えても
ダメージの少ないお年頃だったのネ。

そして　バレンタインデー近くのある日
モロゾフで　チョコレートを買い
渡したい気持ちは　それなりにあるものの
自分で渡すのも　名前を出すことも
どうしても　どうしても　抵抗があって
名前も告げずに　友達に届けてもらった私。

それじゃ　思いは　伝わらないのだけれど
しばらく後　その人の行動に　ゲンナリし
下ネタだらけの会話を聞いて　ガックリし
学校祭で　角川博の『涙ぐらし』を
歌う姿を見て　路線が違うのだと　納得し
さらに後　私の高校時代の友達と結婚し
日常の様子なども　耳にするようになり
あのバレンタインデーのことは　あれで
よかったのではないかと思った。

今じゃ　どうでも　よいことだけれど
初めてのバレンタインデー・・・なんて
話が出ると　会話に加わらなくても
『涙ぐらし』を思い浮かべる私なのだった。

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