TALES OF ROSES

2004年12月06日(月) 岩手の12月、風景その2

ピンポーンとチャイムがなって 出てみると ニコニコ顔のおじさんが立っている。

おじさんは 「ハモノトギサキタダナハン」と言った。

岩手の内陸部の方言で、語尾に「ナハ」とか「ナハン」とかつける
根っからの岩手県人の証拠。

「刃物を研ぎに来ましたよ。」と 言っている なじみのおじさんである。

毎年、農家の仕事の終わった12月になると、市内をご用聞きして歩く
刃物研ぎのおじさんは、盛岡の冬の風物詩である。


他にも車でやってきて、刃物を研いでくれる農家の親子の方も知ってるし、
この辺りでは 冬の「刃物研ぎ」は よく見る光景だろう。

今年も植木ばさみ(大)を三本と 剪定ばさみ(小)を 二本お願いした。
午前に集めて、夕方には ピカピカに磨いて 持ってきてくれる。

知り合いの主婦が 私に言った。
「びっくりしたわ
 包丁研ぎたいって人が 家に訪ねてきたのよ!!」って。

確かに 初めて来られた時は びっくりしますかねえ。
家々を回って、はさみとか包丁とか集めて歩くのだもの。


去年は、おじさん 
住宅地をまわって歩いているところ

「包丁を抱えた危険人物が、町をうろついている。」と 110番に通報されて
パトカーに囲まれてしまったのだ。

私も県内版の新聞で読んで びっくりした。

まあ、物騒な世の中ですからねえ。

だけど、人の良さそうな 優しいおじさんですよ。

どうか 今年は 110番通報されませんようにナハン。


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