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ドッカン日記
DOK.Kan

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2003年08月28日(木)
我が家族へアメージンググレイスを

世間では空前の大事件の判決が出たり大騒ぎですが、我が家の静かなる弔いへ。

今日の夕方、遂に我が家のババ様(犬・♀)が天に召されたのであります。
本来ならここで悲しむんだけど、そうだなあ、悲しくないな。
だってアイツ、ここ数日もうダメかダメかと思ってたのに、兄貴がいないからって飯も食わずほとんど息してるだけで足も立たずに眠ってる状態でなんとか執念で生きて、兄貴が今朝帰ってきたら、なんと気丈に立って見せたらしい。
兄貴が見守って体に触れている間に息が止まって心臓が止まったらしいので、大往生。兄貴を待って会うためだけに生き長らえていたんだ、幸せだったよきっとね。

私が3才の頃に兄貴が近くの公園で拾ってきたので、17才くらいですね。
私は記憶がないんだけど、どうやら、兄貴が「僕が世話をするから!」って飼ってもらうの許されたらしいけど(我が家には当時もう一匹いたのです。8月15日に書いたのはソイツ)、名付け親は私らしい。「ラッキー」って言うんですが。記憶にない。ごめん。
兄貴は飼い主兼、恋人みたいな存在?父は一家の大黒柱、祖母は世話してくれる人、母は…よく判らんが、私は多分、友達とかそういう同等に見られてたんじゃないかと晩年に思います。

想い出と言えば、私が4年の頃だな。時代を先取りの登校拒否児だった頃、運動のために毎日祖母と、ラッキーを連れて、家から某世界最大の前方後円墳まで散歩に引き回した。
地球の鍵穴ですよ。うわ、一部受けネタ。どうでもよし。
あの頃はラッキーも若かったなあよく歩いた!人間で一万歩。歩道橋も上って降りた!

あと、ずる賢かったんですね、頭はめちゃくちゃ良かった。
何度か脱走したしなあ…たまたま兄貴が庭で放し飼いしてたら私が知らずに門から自転車を入れようとして、門と自転車の間約30センチくらいを一瞬ですり抜けてね。追いかけては逃げ、こちらが止まるとヤツも止まって振り返り、距離を測って計って、追いかけっこを楽しんでやがった!んで、飯時になったらちゃっかり戻ってきたりね!
脱走は三回くらいしましたが、三回とも追いかけたのは私なんですねーこのヤロ。見つけたのもね。
花火の音にビビって小屋に上ってはよく降りられなくなってましたね。網戸ひっかいて網戸壊したり。
ピアノの生徒だと絶対吠えなかったり。郵便局のおっちゃんには吠えるけど。
チーズとミルクが大好きだったり。風呂場で暴れたり。
ラッキーがあまりにも旨そうにドッグフードを食うから私も試してみたら、
何故か従姉妹が嵌ってバリボリ食べまくったり(笑)小さい頃ですよ!!
甘がみのつもりで指噛んだんだろうけどめちゃくちゃ痛かったり(小さい頃ですが)
お手って言ってもお手すらしないのに、親父には腹を見せるこの根性。なに?!

15〜6才になってもめちゃくちゃ元気だったんですが1年くらい前、多分脳の血管が切れたかで突然調子悪くなって、メニエル病とかになったりまっすぐ立てなくなったりしました。
それからは兄貴が散歩に連れて行っても5分で帰ったり、他の犬に見られるのがイヤだったんだろう、他の犬に出会ったら傾いた体を精一杯まっすぐにしてましたから、本当に。プライドが高いヤツです。
だけど、一回だけ私が散歩に連れて行ったことがあったんだな、兄貴がいなくて。
そのとき、普段は出てもすぐに帰りがたると聞いたのに、それが信じられなくなるほど、あっち行ったりこっち行ったり、他の人間も犬の目も気にせずに背中から地面になすりつけて、多分あれは自分の縄張り全域ににおいを示しつけていたんだろう。あそこにも行きたいここにも行きたいと我が儘放題で。普段は一瞬の散歩なのにこの時は1時間以上も行ってたので、母が心配するほどに。
なんで私の散歩の時だったのかは判りませんが、兄貴にも他の人にもそういう姿を見せずに私にだけ見せたというのは、どうだろう、別の意味で私を特別視してくれてたのかな。
名付け親って事が判っていたのか?!ごめん!覚えてなくて!!
病気になってからはご飯もまっすぐに食べられなくなって、兄貴や祖母の前では絶対食べなかったらしい。だけど残したりしてこれじゃいかんやろと、私が食べるのをずっと見張ってたことがあるんだけど、私の前では食べるんだよなあ、仕方なさそうに。
「食べんかったらコイツどっか行かんやろしな、しゃーない、うざ!」とか思われてたかもしれないけど!

とにかく、どうやら私は舐めきられてるけど、汚いところも平気で見せられる存在だったらしい。
あまりこれと言って世話をしてあげてないので判りません。すまない。
でもな、偶に、泣きたい時お前の側で泣いてた事があったんだぞ私。仕方なさげに遠巻きで見てたなコイツ。
なんだ、思い出したら想い出たくさんあるやん。ああ、そうだなあ。
私の子供時代を共に過ごしたんだもんなあ。あの頃3才だった私ももうすぐ二十歳です。

そういえば写真も私が一番撮りましたよ。コイツ、狡賢いからポーズを決めるんだ!生意気に!


目が爛々上から。


全身像スマートにクールに。


時にお茶目にあきゃきゃ!


アンニュイに美人ポーズ。


ベストショット。左のはわしの手ですじゃ。手でおびき寄せて右手で写真ぱちりですじゃ。
か〜わい〜!普段の腹黒さが嘘のように!!

兄貴は今空っぽになってるけど、私は、なんか悲しむのはラッキーに悪い気がしますね。
兄貴が帰ってくるまで生きて、兄貴に会えて、兄貴の側で死んだんだだからさ。
先ほど、死後硬直(初めて間近で見ました)した身体を庭の隅に埋めました。
もう少ししたらそこに、植木を植える予定。
実は勝手に庭に埋めたりするのは違反だって事は内緒です。なんとか法に違反するらしい。
けどなあ、アイツは私ら兄妹の子供時代と、この家と共に在ったんだから、ここで眠ればいいよ。

じゃあなラッキー!またいつか会おう。