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ドッカン日記
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2004年10月28日(木)
もしも

という言葉は、本当に曖昧で卑怯な言葉だと思うよ。
それでも、「もしも(これから)〜したら」という未来への可能性を秘めた使い方ならともかく、
「もしも〜(誰それ)が〜(何々)だったら」という、有り得ない事の仮定とかもともかく、
「もしも(あの時)〜ああしていたら」。その言葉ほど無責任な言葉はない。
特に報道ではね、報道ってのは事実を伝えてくれればいい訳で、
事故の状況説明をしているリポーターの人、あんた達は特に、そんな私情と仮定を交えて喋っちゃいかん。
いくら「あの時〜していれば」なんて言ったところで、過去を変える力なんて誰にもない訳だし、未来を予見する力もない訳だ、いくら言ったって無駄、どころか、
悲しみに暮れている人の傷口開けて塩どころかハバネロ縫い込む勢いだろうが。
「もしもあの時〜〜していたら、この事態は避けられたかもしれません」
特にね、その人には過失がない時。そりゃあ確かに、
「もしもあの時、飲酒後運転を控えていたら」死亡事故は避けられたかもしれないが、
「もしもあの時、この道を通っていなかったら」土砂崩れに巻き込まれる事はなかった。
そりゃそうかもしれないけど、言い出したらキリがないと思うよ。言うべきじゃない。
分かんないじゃないの、何が起こるかなんて。普通は起こらない。本当に何か起こるのは偶然なんだよ。
て言うか、ニュース読む人は単純に事実だけを客観的に述べてくれればいいよ。
訳の判らん比喩を交えた表現とかさ、尤もそうな事言ってズカズカ人のプライベートだけは踏み躙って、私情を交えたコメントはちゃんとコメンテーターがいるんだからさ、いい加減にしてくれ。

あとね、この言葉は、報道もともかくだけど、子供に言っちゃいかんね。
例えば女の子に対して「もしもあんたが男の子だったら、野球選手にしてたのにね〜」とか、
それを言われた子供って、別に酷い事言われてなくてもなんか傷つく事があるんだよ。ホント。
て言うかこれは実体験なんだけども。親に言われなくても、周りの大人に何気なく言われて傷つくんだよ。
大体、未来ある子供に向かってスレ切った大人が、諦めの様子を見せたかのように過去を悔やむなんて、何がダメってその大人がダメだよ。ホントにダメ。


*****

あの、台風や地震の対策がどうとか非難もある中で、唯一首相に同情めいた思いを抱くのは「理解に苦しむ」ですね。
理解に苦しむ。何、「自分探し」って。何その、さも崇高そうな意味の判らん動機。
自分なんて他のどこの国にもないよ、自分は自分の中にしかないんだよ。なんか同年代と思いたくない。
ホントに何も考えていないんだなあと思うと、もうなんか、言っちゃいけない本音を言いたくなるな。
世の中の大半の人は(私含めて)何も考えてないけど、考えてないクセに行動力だけある奴が一番厄介だね。
後先考えないから命知らずで迷惑だけ振りまく。
特に日本としては、建前は助けなきゃいけない、けどテロに屈する訳にはいかないでいくしかなくて、そんなバカの相手なんかしてられねえよ!!国籍捨てろ!!とか言えないですね…。
自衛隊云々そのものの話じゃないですよ、ただ、こんな面子丸潰れの理由で撤退できないってだけで、またそれを某報道ステーションの某古館さんが、コメントの締めくくりとして
「まあ…テロをしている人達に対して一つだけ言いたいのは、日本人全員が自衛隊派遣を賛成している訳ではないってことだけは、きっちり判って貰いたいですね」
……?!
何考えてるんだろう…仮にもキャスターのクセに。
それよりも、「とにかく今イラクは危険なのですから、行かないように」とか、それでも行こうとするボランティアの人達には「ホントに危険なんだから覚悟と、危険回避に万全の姿勢を」とか、そういうべきだと思うけどね。
まるで自衛隊が悪いから人質にされた、みたいじゃないですか。
違うってば。自衛隊派遣にはいろんな意見もあるし、国民全員が賛成してる訳でもないし、正しいか間違ってるかはともかく、今回のこの人、明らかに自業自得。
助かると良いですね。

私は難しい事は判らないんで、自衛隊派遣が是か非かはやっぱり判らないですけど、
頭から「派遣は悪だ!」「撤退すべき!!」って言うのも、どうかと思います。
だって確かに、自衛隊の人達は人道支援に身を砕いている訳で。