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2005年08月27日(土) ■ |
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10月20日ですけど。 |
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塾の生徒に誕生日を聞かれて、「天皇の奥さんと一緒の日だよ」(皇后という言葉が伝わらなかった) と言ったら突然、一人の生徒(かしまし系の娘)に「あたし天皇嫌〜い」と言われた。 は?!いや、どうでもいいとかそう言うのは判るけど、嫌いってのも珍しいなあと思ってよくよく聞くと 「だって天皇って中国や韓国の人達たくさん殺して、悪いコトしても謝らんと、戦争で死んだ悪い人達お参りしてるもん」 ……。あんた、その知識どっから仕入れたの? 「妹の借りてきた歴史の本にあった」 それはあれか、表紙が赤かったりするのだろうか…小学5年生の更に妹の本だろう…。 微妙に仕方がないので、(まあ算数の範囲も済んでたし)色々と出来るだけ簡単に話してきました。
「あのな、中国や韓国に謝らんってのは戦争の事か?それやったら一応、ちゃんと謝罪してお互い納得したって言う条約を結んでるんやで。それが本当の謝罪かと言われると難しいけどな。 ほんで戦争で死んだ悪い人達ってのは、靖国神社の事か?あのな、靖国って所は、戦争で亡くなった日本人を祀ってるところでな、つまり犠牲になったじいちゃん達がおるとこやねん。お前、そんなじいちゃん達に向けて、戦争したから悪者!って言えるか?違うやろ?じいちゃん達は戦争の犠牲者や。ほんで天皇さんが、その犠牲者に向けて『安らかに眠って下さい』『御免なさい』って言うのは、当然やろ? で、その問題で中国とかが怒ってる理由ってのはな、理由の一つやけど、靖国にはじいちゃん達と一緒に、戦犯って呼ばれてる戦争犯罪者…戦争した時に日本の責任者とか代表者とかしてた人らやな、その人らが一緒に祀られてんねん。それは、中国とかにとってはものすごい気分悪いやろ?でも日本は何で祀ったかというと、理由の一つに、日本の神道の考え方に『善人も悪人も死んでしまえば魂は同じ』みたいな考え方があってな、つまり悪い人も死んでしもたら生きてる時の罪は関係ない、死んだ人を悪く言うな!みたいな言うけど、そんな考え方があるからやねん。判るか?それは、日本の文化やねんな。他の国にはそんな文化がないねん。 だから、他の国は日本の文化を理解してくれなあかん。けどな、だからと言って、そう言う人達が祀られてるのは他の国には気分が悪いやろ?だから、日本の文化を押し通す訳にもいかんし、他の国の人の気持ちを無視する訳にもいかん。だから難しいねんな」 「でもなあ、これだけは言っときたいけどな、色んな本読んでも、一つの考え方だけに固まってもて、それだけで判断すんな。特に日本のメディアなんかは自分の国を攻撃する方になってるんやけど、だからって色んな考え方とか本当の知識を知らんと、よく判らんまま自分の国を嫌いになるな。哀しいやんか、日本人が日本を嫌いとか」
私もちゃんとした教育など受けてないし、自分の知識も偏ってるとは思うんだけどそれにしても。 こんな子供が、『日本は悪い』という自虐的教育だけ受けて、日本を嫌いになって欲しくはないし なんつっても真実の欠片も知らずにそうなっていっているのが怖い。てめえ、日教組め!! なんで日本ってこんなんなんだろう。基礎が出来ぬままの詰め込み教育、受験社会。 でも色んな経験をしたり、考えたり、本を読んだりという『本質的な賢さ』から外れて、 だから人を思いやる事が出来なくなっていって、そしてトドメは『自分が悪い』と自虐的思考。 子供は変に守られすぎてて、図に乗りすぎ。下らない知恵ばかり付けて姑息になってる。 教師もね、体罰に怯えて子供を叱れなくなってる。捉えようによれば、例え殴らなくても悪い事をしたから「出て行け!!」と怒鳴ったそれが『暴力的な言葉で生徒を傷つけた』となる。 本当はね、親子関係もそうだし、教師と生徒の関係も信頼関係なんだと思う。 信頼できていればその先生の言葉が響き、勉強の効率も上がる。たくさんの話をして考える事を学ぶ。 信頼関係があれば、そこに例え拳骨という体罰を喰らったからって、生徒には正しく響くはずだ。 …私の言葉をその生徒は聞いてくれて、相槌をくれたから多少は信頼関係があるのだろうか。つうか、私は後ろ向いてたり喋ってる生徒の頭を手で丸ごと掴んで「な〜にをしてるんや〜」とか言いながら前を向かせるんだが、それは体罰になるのか。御免なさい。 話がずれた。とにかく、自分の国を嫌いには成るなと言う話。
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