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Daydream
ドッカン日記
DOK.Kan
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2006年03月16日(木)
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卒業式でした。
3月14日、1年間門下生として師事し、更に1年間支えて頂いた 偉大なるロシア人の先生の誕生会&お別れ会でした。
顔が赤いのは酒入ってるんでなくて、レストランが暑かったのよ。
そして3月16日、何とか無事に大学を卒業する事が出来ました。
学生生活ももう終わりです。寂しいものだ。門下一同!
うちの大学は妙な所で古式であり、卒業式は黒スーツかワンピなのですよ。袴はちょっと着てみたかった。
でも証書貰って壇上から去る時、妙にカッコ良かったらしいぞ私。何が?
大学1、2年と2年間はもとのメルヘンコスモス先生の門下にて。 こんなん言ってバレたらめちゃくちゃ怒られそうですよ!は は は。
もう最初の頃はこの先生が怖くて怖くて先生の前では弾けないわ試験は壊滅するわで最悪極まりなかったのですネ!普段はそんな事もないのに、思い詰めると余計に悪循環。その先生の前で初めてまともに弾けたのは受験の時で、それまでのレッスンは大変な事になっていました。
宝塚の駅前で、レッスン後に某アンデス系のバンドの路上演奏を1時間ほどしゃがみ込んで聞いてたのは良い思い出だよ!
2年の最初にみんなの前で発表する機会があって、あーこれで失敗したら学校辞めようと思ってたんですがまあなんとか乗り切り、これを機に亀の如くですが徐々に進歩。いや、元に戻ったのかな。
とにかく、2年の終盤に先生から「客員教授のレッスンを1年受けてみないか」「まあ前は…だったけど、今なら何とかついて行けるんじゃない?」とお電話頂いた時は嬉しくて思わず母親にアタックしました。ホントにアタックしました。ごめんなさい。
そして某氏の門下へ。
1年間、本当に貴重な体験をしました。別に常に元気がない訳じゃにけど、会う度に何故か励ましてくれて(なんか黒いモノ出てたんかなー?)、今まで音楽は好きだけど、一人で演奏する事が特に好きではなかったのですね。合唱や伴奏が好きだったし、自分のピアノもあまり独奏向きではないから(地味)。
だけど某氏には、独奏の楽しさを教えて頂きました。
先ずは自分が楽しんで、自分を表現する楽しさ、ですかね。
最大限表現してるつもりでもまだまだみたいで、どうもその辺りが励ましの原因かも知れませんが、いっつも「大丈夫だよ出来るよだから遠慮しないで!」「間違えてもいいからまず自分を表現してみて!」みたいな事を(勿論よく分からない英語で)言ってくれました。あの先生「ワン、ツー、スリー、ファイブ!」って言ってましたからネ!!
遂に国に帰ってしまわれるのは寂しいもんですが、卒業までいてくれたのは(事情があるとはいえ)本当に嬉しかった。有り難うございました。
4年になってコスモス先生の門下に戻ると、どうにも今まで恐ろしくて仕方なかった先生と普通に話が出来る様に!しかも馬鹿話。ここ重要。
あー、この先生取っ付きにくいけど(ついでに私も取っ付きにくい子でしょうが)話すと面白いんだなあと思いました。めちゃくちゃ我が儘も言えました。試験やリサイタルの前の日に一回だけ聴いて!とかね。ホントごめんなさい。
多分先生から見た私のイメージは、(よく分からなくて絡みづらい変な子)→(よく分からない変な子だけど話してみると意外に単純で最後まで冷や冷やさせる)みたいになったんじゃないかなーって、全然よくねえな!
あと就活。うちの学部はまだまだ閉鎖的退廃的で、「就職なんて」とか言ってる時代遅れの先生もいますが、そうも言ってられないんですよね、最近は。しなくちゃいけない事情だってある。
我が先生はと言うと、多分かなり先進的というか、何かを頑張ってる人を否定しないんじゃないかな。就職活動についてなんら手助けはないけど、いいんじゃない?と言ってくれるんですね。その辺りが本当に有り難くて助かって、面接とか内定先とか正直に話してました。今日再び話したら綺麗さっぱり忘れられてたけ ど な !
とにかく、フトコロの広い先生でした。いずれ叶えたい夢の話まで普通に話す私もオープンマインドだと思いますけど。私の自慢は隠し事がない事です。
4年間の1番の成長は、この先生と普通に話せる様になった事だ! えへんぷい。
ところで、2年生から今までの3年間、情報系授業のアシスタントとして、アルバイトをしてました。
今日久々に控え室に行くと、白板に派手に書いてありました。
わー、嬉しいー、お前らホントにそう思ってんのかコノヤロー!!
せっかくなので激写。
バイトはホント、音楽部には居辛いし(上記の理由で)鬱になってた時に、気分を変えようと思って挑戦したら変わったどころかおかしくなりましたヨ!という感じで、バイトと言うよりサークルみたいな気がしてた。よくもまああんな変人ばっか…いやいや。楽しかったですよ。居座ってたしね。
大学にいる時は大概、音楽部の練習室か控え室にいたわ。
それで卒業してみると、意外に感慨深い。4年間実は色々あったなあと思い、涙ぐみはしませんでしたが、一人心沁みておりました。
4年間のラストと言うより、学生生活のラスト、かな。
中高で一番のものは、得難い大切な友人を得た事だけど、 大学では本当に尊敬できる教授に出会えた。上記の2名と、声楽の先生。
社会人になるのは正直不安極まりないし、嫌でもあるんだけど ホントとりあえず頑張って生きていこう。
とりあえず3年生きるわ。
そして初めて、卒業式で泣いてはないけど感動してた。
いい卒業式だった。
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