覚書その1
2日目の昼。とんかつ屋に向かう途中の道で 手を繋ごうと思って、陸の右手に手を伸ばした私。 そしたら陸のおもっっっったいカバンを持たされた。 「そーじゃないよ!!」 と言ったらば笑いながら 「違うの?」 と(笑)。それにしても重たい。この人いつも重たいカバン 持ってるよな。 「いつも思うけど重たいよね。何入ってるのこれ?」 と聞いたらば即答で 「思いやり」 と言った。あまりの間の良さに道端なのに爆笑の私。
その後、どこかで休憩してる時に 「カバンにいっぱい思いやり入れて歩いてる割には 私に対しては思いやりないよね」 と言ってやったら 「カバンに詰めてるから外には出してないねん」 とサラっと言う始末。 キミ、私のツボです。
覚書その2
またもや道端。何かの話をしながら大笑いの私達。 挙句、陸が『その1』で出てきた思いやり盛りだくさんの 重たいカバンをブーンと振り回した。 私は可愛く(笑) 「きゃー」 とよける。そしたら後からチャリで来たおばちゃんに チリンチリンとベルを鳴らされ、さらに 「こら!!」 と怒られた。 「すいません!!」 と謝った後、私と陸は顔を見合わせて爆笑。 「まさか30超えて『こら!!』って怒られると思わなかった」 と言う私に 「ほんまや。ゆう恥ずかしいなー」 と。いや、そもそもカバンを振り回さなければ良い話。 お互いに責任を押し付けながら駅まで歩いた。
付き合いが長くなってきて、当たり前に相手にムカつく事は あるけれど喧嘩した事もなく、かと言って言いたい事は タイミングを見て言ってるから我慢してる訳でもないし。 今まで見たいに、仕事に対する出来事が理想論だけでは 片付かない事もようやく身を持って体験して分かってくれはじめて、 やっと似た目線で仕事に対する意見の交換も出来るようになった。 『社会人として』の責任感も出てきて、学生の時のように 『気が乗らないから』と休む事が仕事ではどれだけ周りに対して 迷惑がかかるのかも分かり始めた感じ。
それより何より、ムカつく事の何十倍も何百倍も楽しい事があって、 お互いツボにはまってるってこう言う事だなーと思える 時間が過ぎていく。 『何でもない話でも話してて・一緒にいて楽しい』って物凄く単純だけど、 物凄い大切な事なんだなと気づかされた連休だったな。
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