ムーミン谷のパパ
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利害にとらわれない、信頼できる親密なつきあいのたとえ。
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中国の春秋時代。 斉の国に管仲と鮑叔という幼なじみがいました。 後に鮑叔の推薦により王となった管仲は、 自分にとって鮑叔の存在がいかに大切であったかをしみじみと述べました。
「若い頃、鮑叔と一緒に商売をして 儲けを分け合うときには、私が多めにとったものだ。 鮑叔は、私を”欲張りだ”とは言わなかった。 私が貧しいことをよく知っていたからだ。
私が鮑叔の事業を立案したこがあったが 見事に失敗に終わってしまった。 それでも鮑叔は、私のことを”愚か者だ”とは言わなかった。 チャンスは、ものにできるときも失敗するときもあると知っていたからだ。
私はいろいろな主君に仕えたが そのたびにひまを出されてしまった。 それをみた鮑叔は、私のことを”できそこないだ”とは言わなかった。 私が良い機会に恵まれていないことを理解していたからだ。 ・ ・ ・ こうして考えると 私を生んで育ててくれたのは両親であるが 本当に私のことを理解してくれているのは鮑叔なのだ。」
その話を聞いて 人々は、管仲と鮑叔の交わりは素晴らしいと誉めたたえた。
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故事成語にふれて、いろいろ考えさせられた・・・。
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