ムーミン谷のパパ
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2004年01月04日(日) 『anego』

林真理子の小説を読んだ。

「anego」=「姉御」
30代の働く女性の姉御的な存在をさす新しい呼び方らしい。

職場に長く居続ける女性のことは「お局様」と呼び、
周りの人から恐れられて(?)いるけれど、
「anego」は同僚や後輩達から慕われる存在である。

容姿端麗で仕事が出来るのはもちろん、
仕事では上司と後輩の間に立って潤滑油の役割をする。
後輩に恋愛相談などを持ちかけられては
性格が良いために、損な役回りも引き受けてしまう。
それなりに付き合う男友達もいる。

そんな30代の働く女性の恋愛のすべてと本音が
(合コン、見合い、不倫など・・・)
描かれている小説で、興味深く面白かった。

私はといえば、もう「お局様」の域に突入しているが
多少は共感できる部分もあった。


結婚願望と仕事の間で揺れ動く働く独身女性の心を
うまく捉えているなぁ〜と感心しました。




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