今日は朝からいい天気だった。 この時期はとても好き。 風が少し乾いていて、陰に入るとひんやりする。 太陽の光は強いのだけれど、まだ真夏の暑さはやってこない。 緑が色濃くなり、どこか花の薫りが漂う・・・ そう、薫風・・・
デイゴの鮮やかな赤い花が散りはじめ、今年最初の蝉が鳴く。 首里の丘から那覇の街を眺めていた。 正午の日光を遮るものは若い葉。 新しい色で私に陰を作ってくれていた。
空の色、海の色、風の匂い。 1年のうち、今だけしかないこの色と匂い。 もっと楽しみたいのだけれど、短い間しか味わう事ができない。 やがてやってくる長い雨の季節の前の一日。 ほてった肌はその記憶を残す。
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