goyan's diary

2004年11月16日(火) 星を見る人

車を降り、少しだけ家の前を歩く。
夜空の雲は晴れ、細い細い月が頭の上で笑う。

満天の星。
息を飲んで見つめた。
落ちてきそうな星空。

冷えた肩を抱いて家に入る。


「星がきれいだったよ」
「そうか、見て来る」


そう。私はいつもあなたの背中を見ていた。
夜空を仰ぎ、星を見る背中を見て育った。
星を見る姿を見て。

思い出した。


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