小さな子供ってどうして、いないいないばあが好きなんだろう。手の隙間から出てくる顔がわかっていても、何故だか期待に胸膨らませながら覗きに来る。何をしていても、そのかけ声を聞くと走り寄って来る。あの年代特有の何かがあるに違いないのだろうか。ないのだろうか。うーん、としばし考える。「あんたもこれ好きだったよねー。大きくなっても好きだったよねー」そ、それは血筋ですかい?