+女 MEIKI 息+
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今日の出来事を書くのが日記なのですが 今日一日の記憶がございません。
あぁ、どうしよう・・・と、思ったところに 助け舟とも言える友達からの電話がありました。
うふふ、今日はコイツの古き良き話をば・・・
ゆっくりと、寝坊を楽しんでいた日曜日の朝(昼) まったりした時間を、邪魔するように電話がなる。 それも、滅多に鳴らない自宅の電話が。 ふん、どうせ何かも勧誘よね・・・ 暫く放っておいたのですが、なかなか相手もシブトク電話を切らない。
布団を頭までかぶり直して、寝返りをうつころに やっと電話のベルが納まりまる。
ったく、起きちゃったぢゃないの・・・。
ダラダラとベッドから這い出して 珈琲でもおとそうかと用意をしている頃に
また、電話のベルが
友人や親は、急用な時は必ず携帯にかけてくるので こりゃ、友人でも親戚筋でもないな。 仕方無い、出ない限りはずっとなってる勢いの受話器をあげると
「こちら、○○警察署です。△△さんですね?」
ナニ?いきなり イタヅラ? 「あぁ?あんた誰よ?」 「△△さんですよね?今からこちらに来て貰えないでしょうか?」
なんなの?この事務的な対応と命令口調は? 「なぁに言ってんのよ、電話切るわね」ガチャ
暇なヤツも居るもんよね・・・こんな日曜日の昼間に。
切った途端に、また電話のベルが鳴る。
きぃーっ!イタズラも程々にしてよね。 「ったく、なんなのよ?」 「こちら○○警察署の××と申します、ご友人の□□さんをご存知ですね?」
「は?知らないって言ったら?」 「電話ではナンだから 直接来て頂きたいのですが・・・。」
さっきよりは、ちょっと丁寧な口調。 このぐらいから、相手の話を聞いてあげようと体制を構えたところに 携帯電話が鳴る。
「今 忙しいんですけど・・・。」 「あ、この電話を切らずにその携帯電話に出てください」と、言われる。
なんで、そんな手の込んだイタズラを? あんたに言われなくったって、友達からの電話だもん出るわよ。 どうせ、電話代はアッチ持ちだし・・・このまま出れば良いんでしょ?
「あーーーっ、桜子ちゃぁーーーん!」と、携帯には友人の声 「なによ?どうしたの?今、忙しいのよ、あたし・・・」 「桜子ちゃん、この電話も その電話も切らないでぇーー」 「へ?・・・・。」
とりあえず、携帯を持ちながら自宅電話の受話器から説明されることを聞く。 ところが、○○警察と名乗るそいつは、指定する場所まで来いと言う。 確認すると、携帯にかけてきた友達もその場に居て、やはり来いと言う。 細かい説明を訊こうとしても、答えてくれない。 仕方無いから、適当に支度をして急いで指定された場所に行く。
指定された場所は高級マンション。そこには、友達と警察官二人と男性が一人居た。
あたしの役目は、友達と男が付き合っているのか証明することだった。
そりゃ、何度か一緒に食事したりしてるから、付き合ってるのは知ってたけど なんで、警察官二人を前にしてそれを証明しなくちゃいけなんだろ?
「えぇ、付き合ってますよ。もうラブラブって感じで。エッチだってショッチュウだし・・・。」
その言葉を聞いて、苦笑いしながら警察官は去っていった。 「これからは、気をつけてくださいね」と、言い残して・・・・。
ナ、ナニがあったんだぁーーー!? 尋ねても「ごめんねぃ。ありがとうねぃ」しか言わない友人は 美味しいものを、たーんと奢るから ナニも訊かないでって言うけど まったりした休日を えっこらさと来たんだからとにじり寄ったら やっと答えてくれた。
久々のデートに浮かれて彼のマンションで 昼間っから 大胆セックス三昧だったらしい。 そして、その時の声たるや 獣の雄叫びのようで 近所の人が、慌てて警察に電話をしたそうだ。 見たところ、壁も厚い高級マンションなので、普段は全くと言って良い程 近所の音は聞こえないのに、その日に限って女性の悲鳴が聞こえたとかで 通報してきた人も、物凄く慌ててた様子だったそう。
急いで警察官が、マンションのドアを叩いた時には 彼女はバスルームで入浴中 彼が、のっそりとドアを開けると警察官はドカドカと入ってきて 「女はどこだ?」って尋ねる。 彼はバスルームを指さすと 警察官の一人がバスルームをガッと開ける そこは、裸の彼女の姿。
まるでギャグのように 二人で「ぎゃぁー」と声を出したらしい。
どうも、警察官は通報してきた内容にテッキリ頭の中を洗脳され 彼が彼女を監禁し、暴力をふるっていると勘違いをしている。 彼女の身体に無数の傷跡。 そして彼の身体にも傷跡。 その傷跡を確認しると、警察官達の通報され洗脳された内容が より一層ハッキリと確信したらしい。 そんな獣みたいに激しすぎるからよ。
監禁して脅されてるから、彼だと言い切ってるんだろ?と 勝手に警察官は、彼女に言い それを証明するために、それだけのために あたしは彼のマンションまで呼び出されたのだ。
あんたらねー・・・。
・・・と、その友人から久々に電話があったので 今日の日記は書けたから、それはそれで感謝しよう。
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