+女 MEIKI 息+
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女「ねえ、わたしのことどう思ってるの?」
男「どうって、なんだよそれ?」
眠気覚ましに散歩して入った喫茶店、後ろの席からそんな声が聞こえてきました。 ラブラブカップルだと、フンってな感じで気にもとめないのだけどこればっかりは、好奇心が全部耳に集中しちゃいます。
後ろを振り返って見たい衝動を抑えながら、聞き耳を立てていると
女「だってー(例の妙なイントネーション語尾延ばし)この頃、携帯にだって出ない時 多いじゃん。」
男「んなことねーよ。お前、電話し過ぎ。」
女「じゃあー、一昨日はドコ行ってたのよー?」
男「家に居たよ」
女「嘘よ!家に行ったんだもん」
をぉ、聞き耳立てるどころか、普通にしててもちゃんと聞こえる音量で、段々とにじり寄ってる感じ。しかも女、怖いし。
女「ねー、ねーってばー。なんで会わないのか理由言ってよー。」
男「お前のせいじゃん。」
女「なんでよー?」
そこでガタンとデカイ音がして、思わず振り返って見てしまいました。もう、店内のお客さんどころか従業員の視線を全部集めて、今迄ざわついていた店内が一瞬にしてシーン。どれどれ、どんなヤツだい?みると、そこには男の子が仁王立ちになって
男「お前、病気うつしただろう?!」
あらら、しーらないっと。 普通、そんな声を大にして言うことじゃなくとも、逆ギレって怖いですね。
やっぱ、ドラマよりも現実の方が面白いわ。 すっかり眠気覚まししてもらって、いそいそと帰ってきました。 あー、クワバラ クワバラ。
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