+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2001年04月11日(水) 恋の病


 女「ねえ、わたしのことどう思ってるの?」

 男「どうって、なんだよそれ?」


 眠気覚ましに散歩して入った喫茶店、後ろの席からそんな声が聞こえてきました。
 ラブラブカップルだと、フンってな感じで気にもとめないのだけどこればっかりは、好奇心が全部耳に集中しちゃいます。

 後ろを振り返って見たい衝動を抑えながら、聞き耳を立てていると


 女「だってー(例の妙なイントネーション語尾延ばし)この頃、携帯にだって出ない時 多いじゃん。」

 男「んなことねーよ。お前、電話し過ぎ。」

 女「じゃあー、一昨日はドコ行ってたのよー?」

 男「家に居たよ」

 女「嘘よ!家に行ったんだもん」


 をぉ、聞き耳立てるどころか、普通にしててもちゃんと聞こえる音量で、段々とにじり寄ってる感じ。しかも女、怖いし。


 女「ねー、ねーってばー。なんで会わないのか理由言ってよー。」

 男「お前のせいじゃん。」

 女「なんでよー?」


 そこでガタンとデカイ音がして、思わず振り返って見てしまいました。もう、店内のお客さんどころか従業員の視線を全部集めて、今迄ざわついていた店内が一瞬にしてシーン。どれどれ、どんなヤツだい?みると、そこには男の子が仁王立ちになって


 男「お前、病気うつしただろう?!」


 あらら、しーらないっと。
 普通、そんな声を大にして言うことじゃなくとも、逆ギレって怖いですね。
 
 

 やっぱ、ドラマよりも現実の方が面白いわ。
 すっかり眠気覚まししてもらって、いそいそと帰ってきました。
 あー、クワバラ クワバラ。




香月七虹 |HomePage