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2002年10月18日(金) マンテ!


 こんな間の悪いときに…てのが、たまにあります。
 そしてきょうも、その「間の悪いときに」がありました。

 風俗情報雑誌に『ナイトウォーカー』『夜遊び隊』や『MAN-ZOKU』(コウモリのステッカーを店のドアに貼って「ここは一応、優良店ですよ」と宣伝効果があるんじゃないかと思わせる、アレです)がネット進出をしている『MAN-ZOKU NET』の向こうを張ってか、タイガーネットなる聞いたことも無いような会社から「今なら格安で広告を載せます」との電話が店に入りどう対処して良いものかと、連絡を受けました。

 ネットを覗いているからと言っても、専門的に彼是しているわけでなし。わたしなんかが行ったところで何一つ不明なままだと伝えても、インターネットでの宣伝効果ってどうなのよ?というオジサマには、カタカナ言葉が出るだけで変な汗をかくのだと、今時珍しい泣き言を言われたので久々に出向いてきました。

 デパートなどでは、外では雨が降り出したことをお知らせるする曲(ex,雨に歌えば)を流して、夫々に連絡をせずとも、それとなく従業員に、雨具の配置をセッティングするようにするのだそうです。
 身近なものでは、パチンコ屋やスナックでの「蛍の光」で閉店よ、みたいな。ちょっと違うか。

 そんな感じできょう訪れた店でも、有線の局番でその時の状況を伝えるものがありました。どちらかと言ったら、細かい連絡というよりも、○○ちゃんが出勤しましたという連絡だけですが。強いて言うなら、これからファイティングをする選手がリングに上がる時のテーマソングのようにも思えますが。

 久々に訪れた古びた雑居ビル。
 清掃が入るからとは表向きで、実は今日は保健所の立ち入り検査。店の営業は夜からなので、静まり返った建物になっていました。エレベーターに乗り込んで最上階のボタンを押し、そしてドアが開いたその時。
 ポケットに入れておいた携帯の呼び出し音が鳴りました。
 電話に出るのと同時に、カウンターに居た男の子と目が合い、間の悪いことに「もしもし」と電話口で話始めた途端に、何を思ったのか大音量での曲が流れ出しました。
 いわゆるひとつの、ファイティング前のテーマソング。

 いくら洋楽好きだからと言っても「MichaelJacksonのThriller」ってどうなのよ。化け物かい、わたしは。

 あまり聞いたことの無い広告会社の話は、怪しいという一言で既に終わっていて、なんてことはない世間話をして帰ってきました。

 ところで「イヨマンテの夜」という曲をご存知ですか?
 訪問した店の男の子との話題が始終その話ばかりでした。
 なんでもイヨマンテとはアイヌ民族の祭りで、小熊を焼いてお祭りをするという「熊祭り」と呼ばれる物凄いものらしいです。
 きっと「イヨ」が熊で「マンテ」が祭りなんだと勝手に決めつけていました。

 夏になると「浴衣祭り」とか、今の季節では「紅葉狩り祭り」などと、風俗店の張り紙にするキャッチコピーを作っている最中だったのでやっぱりここはヒトツ、インパクトのある「ナース祭り」でなく「ナースマンテ」にしようと、せっせとデザインを考案していました。

 某歓楽街に足を伸ばされた際に、「ナースマンテ」と書かれた張り紙を電信柱などで見かけた時は、そのアホな店です。

 そうそう、蛇足ながら…。
 歓楽街に何かを求めてお出向きの際は、『MAN-ZOKU』は雑誌だけでなく、風俗店の割引チケットを小さな店舗の構えで置いていたりもします。通常、初回割引きは数千円程度なので、遊びに行く前に利用してみてはどうでしょう。





 相変わらず、漫画が読みたい。







香月七虹 |HomePage