LOVE diary
DiaryINDEXpastwill


2001年10月14日(日) 思い出をありがとう

あなたと初めて出会ったのは、花火大会の夜でしたね。
 居酒屋で盛り上がっている私の前に、
 バイト帰りのTakeshi を運んできてくれました。

 そう言えば、あなたに初めて乗ったのもその日だったっけ。

2度目に会ったのは、抜けるような青空の下でした。
 遠いところから遊びに来ていた友達を乗せて、
 気心の知れた仲間達とドライブに出かけましたね。

Takeshi と初めてのデートでも、あなたは一緒でした。
 少し緊張した私を乗せて、雨の中を走ってくれましたよね。

 2人で夜景を見に行ったはずなのに・・・。
 私達はお互いの顔ばかり見つめてたナァ。(照笑)

 え?それだけじゃないでしょ、って??
 アハハハ(^^; 初デートなんだから、kiss だけだったでしょ。(笑)

初めて1泊旅行をしたときも、あなたとだったね。
 見知らぬ道を進む彼を不安に感じたのは、私も同じだったよ。

そういえば、あなたは結構やきもち妬きでしたよね?
 サスペンションがイヤな音を出すからと言って、
 何度もTakeshi に整備に連れて行かれてたね〜。
 係りの人に『ひどくバウンドするような事、何度かした?』と聞かれて
 彼は思わず赤面したって言ってたヨ。

 私が彼に愛されたこと。もしかして、妬いてたの??(^^ゞ


泣いたことも、彼とケンカをしたことも、あったよね。覚えてる?
 抱きあって涙を拭いてもらったりもしたし・・。
 ケンカしてたはずなのに、いつの間にか仲直りのkiss をしてた事もあったし。
 離れがたくて、人気のないところでいつまでも愛しあってたり。

 あなたにとっては、忘れたい過去・・・だったりする?(笑)


 Takeshi としばらく離れていた頃にね。

 あなたに似た姿を見つけると、思わず彼の顔を探したのよ。
 そこにいるわけないのにね。別の人なのにね。

 習慣って恐ろしいなぁって思っちゃった。(苦笑)

 そう、そう! あなたの声って、特徴があるじゃない?
 街中で同じ声を聞いたときは、固まっちゃった。
 振り向いたら、Takeshi がいるんじゃないかしら・・・・と思ったら、
 身体が強ばってしばらくそこから動けなかったんだから。

だから、彼を私の住む街まで運んでくれたあなたに、ものすごく感謝したの!
 気の遠くなるような距離を移動して疲れたでしょうね。
 彼の無事な姿に再び逢えた時の喜びは、昨日のように思い出せます。

 逢いたかったから。すっごく、すっごく逢いたかったから・・・。
 とても嬉しかったのよ♪


こうして思い返すと、いつだってあなたは私達と一緒でした。

嬉しいとき、悲しいとき、怒ったこと、涙したこと、、、。
Takeshi との愛を確かめあった時もあなたは傍にいましたね。

私にとって、あなたという存在は、もう無くてはならないものだったから。


いなくなるって聞いたときには、正直ショックだったんだよ。


最期にあなたに会ったのは、8月もあと数日で終わるという日でした。
 残暑が厳しくて、汗をかきかき2人であなたに会いに行ったのに・・・。

 あなたは二度と目を醒ますことはありませんでしたね。

 暑さのせいであなたの心臓が限界を越えたことに、気が付かなかったね。

 ・・・・・・・・ごめんね。 ほんとに、ごめんね。


何も言わなくなったあなたを見つめるのが辛くて、
そそくさとその場を去ってしまったけど、本当はずっと傍にいたかったんだよ。

もう1度あなたの あの やんちゃな声を聞きたかった。

もう1度あなたと一緒に走りたかった。



でも、もう聞けないね。 もう会えないね。 もう一緒にいられないね。


Takeshi と私の歴史の中には、いつもいつもあなたがいました。

たくさんの思い出をありがとう。


あなたのこと決して忘れないよ。。。



☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・



Takeshi が車を手放しました。

付けられた値段は、、、。 悲しいくらい低い値段でした。
まるで、私達の思い出にはそれくらいの価値しか無いと言われたみたいで、
かなり落ち込んじゃいました。(苦笑)

『この助手席に座る女性は、Misaki が最初で最後だな。』

彼と付き合い初めの頃、偶然にそう言われたことがあります。

予言みたいなその言葉を、彼は覚えていてくれるのでしょうか。


さようなら、Takeshi の そして 私の愛車

追伸:カラーはbrack です。


Misaki |MAIL

My追加