LOVE diary
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あなたと初めて出会ったのは、花火大会の夜でしたね。 居酒屋で盛り上がっている私の前に、 バイト帰りのTakeshi を運んできてくれました。
そう言えば、あなたに初めて乗ったのもその日だったっけ。
2度目に会ったのは、抜けるような青空の下でした。 遠いところから遊びに来ていた友達を乗せて、 気心の知れた仲間達とドライブに出かけましたね。
Takeshi と初めてのデートでも、あなたは一緒でした。 少し緊張した私を乗せて、雨の中を走ってくれましたよね。
2人で夜景を見に行ったはずなのに・・・。 私達はお互いの顔ばかり見つめてたナァ。(照笑)
え?それだけじゃないでしょ、って?? アハハハ(^^; 初デートなんだから、kiss だけだったでしょ。(笑)
初めて1泊旅行をしたときも、あなたとだったね。 見知らぬ道を進む彼を不安に感じたのは、私も同じだったよ。
そういえば、あなたは結構やきもち妬きでしたよね? サスペンションがイヤな音を出すからと言って、 何度もTakeshi に整備に連れて行かれてたね〜。 係りの人に『ひどくバウンドするような事、何度かした?』と聞かれて 彼は思わず赤面したって言ってたヨ。
私が彼に愛されたこと。もしかして、妬いてたの??(^^ゞ
泣いたことも、彼とケンカをしたことも、あったよね。覚えてる? 抱きあって涙を拭いてもらったりもしたし・・。 ケンカしてたはずなのに、いつの間にか仲直りのkiss をしてた事もあったし。 離れがたくて、人気のないところでいつまでも愛しあってたり。
あなたにとっては、忘れたい過去・・・だったりする?(笑)
Takeshi としばらく離れていた頃にね。
あなたに似た姿を見つけると、思わず彼の顔を探したのよ。 そこにいるわけないのにね。別の人なのにね。
習慣って恐ろしいなぁって思っちゃった。(苦笑)
そう、そう! あなたの声って、特徴があるじゃない? 街中で同じ声を聞いたときは、固まっちゃった。 振り向いたら、Takeshi がいるんじゃないかしら・・・・と思ったら、 身体が強ばってしばらくそこから動けなかったんだから。
だから、彼を私の住む街まで運んでくれたあなたに、ものすごく感謝したの! 気の遠くなるような距離を移動して疲れたでしょうね。 彼の無事な姿に再び逢えた時の喜びは、昨日のように思い出せます。
逢いたかったから。すっごく、すっごく逢いたかったから・・・。 とても嬉しかったのよ♪
こうして思い返すと、いつだってあなたは私達と一緒でした。
嬉しいとき、悲しいとき、怒ったこと、涙したこと、、、。 Takeshi との愛を確かめあった時もあなたは傍にいましたね。
私にとって、あなたという存在は、もう無くてはならないものだったから。
いなくなるって聞いたときには、正直ショックだったんだよ。
最期にあなたに会ったのは、8月もあと数日で終わるという日でした。 残暑が厳しくて、汗をかきかき2人であなたに会いに行ったのに・・・。
あなたは二度と目を醒ますことはありませんでしたね。
暑さのせいであなたの心臓が限界を越えたことに、気が付かなかったね。
・・・・・・・・ごめんね。 ほんとに、ごめんね。
何も言わなくなったあなたを見つめるのが辛くて、 そそくさとその場を去ってしまったけど、本当はずっと傍にいたかったんだよ。
もう1度あなたの あの やんちゃな声を聞きたかった。
もう1度あなたと一緒に走りたかった。
でも、もう聞けないね。 もう会えないね。 もう一緒にいられないね。
Takeshi と私の歴史の中には、いつもいつもあなたがいました。
たくさんの思い出をありがとう。
あなたのこと決して忘れないよ。。。
☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・
Takeshi が車を手放しました。
付けられた値段は、、、。 悲しいくらい低い値段でした。 まるで、私達の思い出にはそれくらいの価値しか無いと言われたみたいで、 かなり落ち込んじゃいました。(苦笑)
『この助手席に座る女性は、Misaki が最初で最後だな。』
彼と付き合い初めの頃、偶然にそう言われたことがあります。
予言みたいなその言葉を、彼は覚えていてくれるのでしょうか。
さようなら、Takeshi の そして 私の愛車。
追伸:カラーはbrack です。
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