LOVE diary
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2001年11月01日(木) 迷子

『じゃあ、ここで待っててね。5分くらいで済むと思うから。』
「ウン、判った。ゆっくりで良いからね。ここにいるし♪」

そう言って、Takeshi はエスカレーターで上へ行っちゃった。


このビルの上にある事務所にご用事のある彼に、着いてやって来ました。

ん・・・。ひとりぼっちかぁ。
じっとしてるのもつまんないから、ブラブラしよ〜っと。(^^)
大丈夫だよね、携帯通じるし♪ 何かあったらかかってくるもん。


ブティックを冷やかしてみよっかな。
欲しい物がいっぱいあるよぉ。う〜ん・・・。

お隣りは、小物のお店♪
あ〜、このマグカップかわいい o(≧∇≦)o
こういうのを2人で使ったら楽しいだろうナァ・・・♪

あそこは、ランジェリーのお店。それも、インポート物。
おおっ!!やっぱり、ドキドキするぅ。(笑)
これって前と後ろはどっちなんだ??ふむ。

オシャレなカフェとかもみつけて、結構ご機嫌な私。(*^^*)

ついつい彼のことを忘れて、ふらふらしてました。


「遅いなぁ。まだご用事は終わらないのかなぁ。ぶ〜。」

ふと何気なく携帯を見ると・・・。
ゲッ!!圏外じゃん!

慌てて待ち合わせ場所のエスカレーター前に戻って来ました。


タッタッタッタ・・・。 キョロキョロキョロ。

ふぅ。Takeshi はまだ来てなかったみたい。良かったぁ。(^^ゞ


と。 人混みの向こうから何やらおかしな雰囲気が・・・・・・。

『ったく!!!!(怒)』

あちゃ? Takeshi くん、怒ってます?

「用事は終わったの?」←のんきな発言

『とっくに終わってるよっ!』

「え?・・・・あのぉ。もしかして、探してた?」

『探したってもんじゃないよ!このフロアだけでも、何周したか・・!!』

「うー。ごめんなさい。(泣)」

『・・・・すごく心配した。もぅ。』

そう言うと、私をギュッと抱きしめてくれました。

「本当に、ごめんなさい。携帯が繋がってると思ってて、
 ここ(エスカレーター前)だとアンテナ3本立ってるのに、
 あそこのブティックの中だと圏外で、それで、それで、、、、、(泣)」

『その店の前も通ったよ。俺、どうして気が付かなかったんだろ。』

「奥まったところに居たから、だと思う。 ごめんね。ごめんね。」

子供をあやすように、私の髪を撫でながら
『もう良いよ、判ったから。 こうして逢えたんだから、もう良いの。』
そう言って許してくれました。


『もう迷子にならないように、俺の手をギュッと掴んでなさい。』

「ウン♪」 もう、離さないよ・・・。


Misaki |MAIL

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