LOVE diary
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『じゃあ、ここで待っててね。5分くらいで済むと思うから。』 「ウン、判った。ゆっくりで良いからね。ここにいるし♪」
そう言って、Takeshi はエスカレーターで上へ行っちゃった。
このビルの上にある事務所にご用事のある彼に、着いてやって来ました。
ん・・・。ひとりぼっちかぁ。 じっとしてるのもつまんないから、ブラブラしよ〜っと。(^^) 大丈夫だよね、携帯通じるし♪ 何かあったらかかってくるもん。
ブティックを冷やかしてみよっかな。 欲しい物がいっぱいあるよぉ。う〜ん・・・。
お隣りは、小物のお店♪ あ〜、このマグカップかわいい o(≧∇≦)o こういうのを2人で使ったら楽しいだろうナァ・・・♪
あそこは、ランジェリーのお店。それも、インポート物。 おおっ!!やっぱり、ドキドキするぅ。(笑) これって前と後ろはどっちなんだ??ふむ。
オシャレなカフェとかもみつけて、結構ご機嫌な私。(*^^*)
ついつい彼のことを忘れて、ふらふらしてました。
「遅いなぁ。まだご用事は終わらないのかなぁ。ぶ〜。」
ふと何気なく携帯を見ると・・・。 ゲッ!!圏外じゃん!
慌てて待ち合わせ場所のエスカレーター前に戻って来ました。
タッタッタッタ・・・。 キョロキョロキョロ。
ふぅ。Takeshi はまだ来てなかったみたい。良かったぁ。(^^ゞ
と。 人混みの向こうから何やらおかしな雰囲気が・・・・・・。
『ったく!!!!(怒)』
あちゃ? Takeshi くん、怒ってます?
「用事は終わったの?」←のんきな発言
『とっくに終わってるよっ!』
「え?・・・・あのぉ。もしかして、探してた?」
『探したってもんじゃないよ!このフロアだけでも、何周したか・・!!』
「うー。ごめんなさい。(泣)」
『・・・・すごく心配した。もぅ。』
そう言うと、私をギュッと抱きしめてくれました。
「本当に、ごめんなさい。携帯が繋がってると思ってて、 ここ(エスカレーター前)だとアンテナ3本立ってるのに、 あそこのブティックの中だと圏外で、それで、それで、、、、、(泣)」
『その店の前も通ったよ。俺、どうして気が付かなかったんだろ。』
「奥まったところに居たから、だと思う。 ごめんね。ごめんね。」
子供をあやすように、私の髪を撫でながら 『もう良いよ、判ったから。 こうして逢えたんだから、もう良いの。』 そう言って許してくれました。
『もう迷子にならないように、俺の手をギュッと掴んでなさい。』
「ウン♪」 もう、離さないよ・・・。
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